仲見世にもボートピア・新たな建設計画(沼朝平成19年6月24日(日)号)
沼津駅北口、キラメッセぬまづ北側への建設計画が明らかになったボートピア。開会中の市議会六月定例会一般質問でも取り上げられたが、今度はもう一つのボートピア計画が大手町地区に浮上した。既に関係者への説明会が開かれている。
ボートピアは、公営競技の一つで国土交通省が所管する競艇の場外舟券売り場。舟券の投票関連設備のほか、全国にある二十四競艇場から送信される生の競艇レースを映し出し観戦できる大型映像装置を備える。
ボートピアの建設に際しては、いくつかの要件があり、駅北での計画に関しては、地元の米山町自治会が条件付きながら計画への同意書を事業者に提出。まず一つをクリアしている。
(駅北計画は近隣住民が反対・市長に宛てて陳情書)
これに対して、建設予定地に隣接する住民ら有志百四十三人が十一日、斎藤衛市長宛てに建設反対陳情書を提出。同施設が周辺の生活と住環境を悪化させること、小・中学校、高校の通学路にあること、青少年健全育成都市を宣言している沼津市とギャンブル施設との整合性がないことなどを指摘し、建設要件の一つと言われる「行政の長(市長)の同意」をしないよう求めた。関係する駅北地区は沼津駅周辺総合整備事業の一つ、静岡東部拠点特定再開発事業第一地区(一二・一?)の計画地内。
陳情書では、地元住民が参画する土地区画整理審議会・静岡東部拠点第一地区まちづくり協議会で話し合われた、まちづくりのイメージとも全く異なっていることを挙げている。
この問題は市議会六月定例会の一般質問でも取り上げられ、江本浩二議員(未来の風)が建設計画への考えを尋ねたのに対して市当局は、「現時点において設置者から何も示されていない。計画が市に提出されることがあれば十分に検討し、対応していく」と回答している。
そうした中、新たに計画が浮上したボートピアの建設予定地は、大手町五丁目四番地一五。仲見世商店街の中心部に位置する五階建ての沼津グランド東京ビル(メンズファッション・セト南隣)。計画では既存の建物一部を使用。一階と二階合わせて約一、〇六九平方?に大型映像装置、観戦席や勝ち舟券の発売と払い戻しを行う窓口を十五程度、レストランなどを設け、五階の約四一七平方?を事務所として使用するという。
また、年間三百二十日以上運営し、営業時間は、・第一レースが始まる午前十一時に間に合うよう十時から最終レース確定後の五時過ぎまで。ナイター開催の夏場は午後九時までを予定している。一日の営業で、利用者は約五百人、売り上げは約七百五十万円を見込む。
年間の営業日数を三百二十日とした場合、年間売り上げは約二十四億円となり、この一%が環境整備協力費として沼津市に支払われる。
仲見世商店街には、「人が集まることで、低迷する駅南口中心市街地の活性化に寄与するのではないか」と期待する声がある一方、ギャンブル施設誘致を疑問視する声もある。いずれにしても近々、地元への説明会が開かれるだろうが、大手町自治会の対応が注目される。同一地域への二つの同様施設の共存は、場外舟券発売所利用人口の数などからして成り立たないと考えられるのに、なぜ二つ目のボートピア計画か。理由の一つとして、双方のポートピアのコンサルタントが違うことが指摘される。別々に計画が進められてきたという。
青少年をめぐる環境や防犯上の問題などから心配の声が上がる同施設だが、進出を計画している事業者はボートピア誘致のメリットとして、「環境整備協力費が沼津市の財政に寄与する」「地元産業・経済の活性化に貢献する」「窓口業務員をはじめ警備員、清掃員・など雇用を創出する」ことなどを挙げている。
沼津駅北口、キラメッセぬまづ北側への建設計画が明らかになったボートピア。開会中の市議会六月定例会一般質問でも取り上げられたが、今度はもう一つのボートピア計画が大手町地区に浮上した。既に関係者への説明会が開かれている。
ボートピアは、公営競技の一つで国土交通省が所管する競艇の場外舟券売り場。舟券の投票関連設備のほか、全国にある二十四競艇場から送信される生の競艇レースを映し出し観戦できる大型映像装置を備える。
ボートピアの建設に際しては、いくつかの要件があり、駅北での計画に関しては、地元の米山町自治会が条件付きながら計画への同意書を事業者に提出。まず一つをクリアしている。
(駅北計画は近隣住民が反対・市長に宛てて陳情書)
これに対して、建設予定地に隣接する住民ら有志百四十三人が十一日、斎藤衛市長宛てに建設反対陳情書を提出。同施設が周辺の生活と住環境を悪化させること、小・中学校、高校の通学路にあること、青少年健全育成都市を宣言している沼津市とギャンブル施設との整合性がないことなどを指摘し、建設要件の一つと言われる「行政の長(市長)の同意」をしないよう求めた。関係する駅北地区は沼津駅周辺総合整備事業の一つ、静岡東部拠点特定再開発事業第一地区(一二・一?)の計画地内。
陳情書では、地元住民が参画する土地区画整理審議会・静岡東部拠点第一地区まちづくり協議会で話し合われた、まちづくりのイメージとも全く異なっていることを挙げている。
この問題は市議会六月定例会の一般質問でも取り上げられ、江本浩二議員(未来の風)が建設計画への考えを尋ねたのに対して市当局は、「現時点において設置者から何も示されていない。計画が市に提出されることがあれば十分に検討し、対応していく」と回答している。
そうした中、新たに計画が浮上したボートピアの建設予定地は、大手町五丁目四番地一五。仲見世商店街の中心部に位置する五階建ての沼津グランド東京ビル(メンズファッション・セト南隣)。計画では既存の建物一部を使用。一階と二階合わせて約一、〇六九平方?に大型映像装置、観戦席や勝ち舟券の発売と払い戻しを行う窓口を十五程度、レストランなどを設け、五階の約四一七平方?を事務所として使用するという。
また、年間三百二十日以上運営し、営業時間は、・第一レースが始まる午前十一時に間に合うよう十時から最終レース確定後の五時過ぎまで。ナイター開催の夏場は午後九時までを予定している。一日の営業で、利用者は約五百人、売り上げは約七百五十万円を見込む。
年間の営業日数を三百二十日とした場合、年間売り上げは約二十四億円となり、この一%が環境整備協力費として沼津市に支払われる。
仲見世商店街には、「人が集まることで、低迷する駅南口中心市街地の活性化に寄与するのではないか」と期待する声がある一方、ギャンブル施設誘致を疑問視する声もある。いずれにしても近々、地元への説明会が開かれるだろうが、大手町自治会の対応が注目される。同一地域への二つの同様施設の共存は、場外舟券発売所利用人口の数などからして成り立たないと考えられるのに、なぜ二つ目のボートピア計画か。理由の一つとして、双方のポートピアのコンサルタントが違うことが指摘される。別々に計画が進められてきたという。
青少年をめぐる環境や防犯上の問題などから心配の声が上がる同施設だが、進出を計画している事業者はボートピア誘致のメリットとして、「環境整備協力費が沼津市の財政に寄与する」「地元産業・経済の活性化に貢献する」「窓口業務員をはじめ警備員、清掃員・など雇用を創出する」ことなどを挙げている。