2008年08月

東京山の手物語

「東京山の手物語」長谷川徳之輔著

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 駿府といえば徳川、徳川といえば江戸というわけでもないが、今回は江戸・東京の本。むろん縁が深いからといつて、静岡の皆さん全員が東京に関心を持たれているわけではないだろうが、本書は東京という地域の特殊性を越えて、日本の近代化の過程を象徴する物語にもなっている。そこが面白い。
 著者は旧建設省出身の土地問題の専門家。長年にわたって東京という都市を実地見聞と研究の両面で見つめ続けてきた人だけあって、地をはうアリの目と空から眺め下ろす鳥の目とを駆使して巨大都市の変ぼうを活写してゆく。
 東京の「山の手」は歴史とともにどんどん西に移ってゆくのだが、その近代100年の膨張を追うように、最新の都心である話題の六本木ヒルズに始まり、かつて郊外であった渋谷・新宿を経て、東京南郊の品川・大崎に至る各地の歴史が、さまざまな逸話を織り交ぜて語られる。
 その話題の一つ一つが興味深いが、それにとどまらず、やがて読者は近代日本が手に入れたものと失ったものとの双方に向き合うことになる。
 現在の千代田区・中央区・港区の範囲にすぎなかった江戸が、100年で世界有数のメガロポリス東京になるまでの物語。近代日本の光と影を凝縮したかのような、極端に陰影の深い歴史物語であることを本書は示している。著者は最後に問う。東京に住む人にとって、東京は「ふるさと」になっているか、と。
 図版も多く、東京の人だけでなく全国の歴史好き、都市論好きの人にお薦めしたい好著だ。(三省堂・1575円)
(静新平成20年8月31日「お薦めの一冊」)

元市長S氏

元市長S氏出馬表明は9月3日の大安か?

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近藤泰平氏:記者会見

公募で市民団体:沼津市長選に近藤氏を擁立
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 任期満了に伴う沼津市長選(十月二十六日投開票)で、市長候補を公募した市民団体「CHANGE!沼津2008」(渡辺利明代表)は二十九日、公募候補として自営業近藤泰平氏(四八)=沼津市上香貫槙島町=を擁立すると発表した。
 近藤氏は沼津市出身。京都大から宝酒造などを経て、経営コンサルタント役員。自営で不動産賃貸業を営む。会見で近藤氏は「鉄道高架事業は財政を考えれば沼津にとってリスク。いったん立ち止まって見直す。情報開示を徹底し、市民主役のまちづくりを進める」と抱負を示した。
(静新平成20年8月30日(土)朝刊)

「市長選へ近藤泰平氏」沼津朝日平成20年8月30日(土)号
CHANGE沼津が擁立
 十月二十六日投開票で実施される市長選挙に独自候補の擁立を目指していたCHANGE!沼津2008(渡辺利明代表)は二十九日、市民文化センター会議室で記者会見を開き、近藤泰平氏を擁立することが決まった、と発表した。同会では七月五日、市長候補予定者を新聞、インターネットを通じて公募。自薦三人と他薦七人があり、同会の市長候補者選考委員会で審議。当初、今月七日に発表の予定でいたが、候補者の絞り込みができずに延期していた。
 渡辺代表は、山田孜副代表と近藤氏が同席する中で近藤氏決定に至る選考過程を説明。自薦の三人について候補者とならなかった理由をそれぞれ示し、「選挙が短期決戦
となることを考慮した」などとした。
 その後、他薦の七人と順次交渉。まず七人に市長選立候補の意思確認を行い、仕事や家庭など周辺事情によって断念せざるを得ない人もいる中、近藤氏の説得に当たった。
 渡辺代表は「既に名乗りを上げている二人(加藤元章市議と栗原裕康・.元衆院議員)より(近藤氏の)知名度は落ちるかもしれないが、人格、識見は勝るとも劣らない。また、我々と政策面で一致できる」と近藤氏を紹介した。
近藤氏は一九五九年十一月二十一日、沼津市生まれの四十八歳。三小、三中、東高を卒業し、京都大法学部に進学。卒業後は宝酒造を経て、ヒューマンキャピタル研究所、ソシオテック研究所などで日本のトップ企業の社員の能力開発、組織開発に携わった。
 現在は天総合研究所の役員を務め、妻、二女と槙島町に住み、仕事の傍ら市図書館協議会委員、四小PTA副会長を務める。沼津交響楽団でホルンを担当し、沼津子ども劇場、ゴミ問題を考える会、市民がつくる財政白書の会で活動する。
 近藤氏は高校卒業後、京都、東京、川崎などに住んだことから「他都市に比べての沼津の魅力を知っている」とし、父親が中小企業の経営者で、現在は弟が継いだ、その会社の役員を務めていること、またトップ企業の経営に携わったことを挙げ、企業感覚からの行政運営に自信を見せた。
 また、「沼津の現状に強い危機感を持っている」とし、中心市街地の空洞化、市民を二分する沼津駅周辺総合整備事業、進
展しない広域合併などを挙げ、「行き詰まった現状をチェンジして新しい沼津をつくりたい」とすると同時に、「沼津の特長を生かした健康エコシティを目指したい」と抱負。
 また、「沼津市の最大の課題は財政」だとし、「沼津市は約千四百億円の借金を抱えている。市民一人七十万円近くになる。このような時、莫大な税金を支出する鉄道高架事業を続けていいのか。市が発表している財政計画はあまりにも楽観的」だと批判。
 「沼津駅周辺総合整備事業は二十年にわたる工事。大型公共事業の多くは工期が長引き、予算も増大する。このまま進めていいのか」と疑問を投げ掛けた。
 近藤氏は政策の柱として、鉄道高架事業の見直し(立ち止まって市民間で議論し決める)、情報公開と説明責任の徹底(特に財政状況を市民に分かりやすく説明する)、市民参加のまちづくり(市民が主役)を掲げる。一方、新聞報道で、新貨物駅用地の収用について斎藤衛市長が調査を始める考えであることが発表されたことに関し近藤氏は、「今期で辞める市長がなぜ、この時期に言うのか。本来ならば新しい市長が考えるべきものであり、(十一月九日に任期切れとなる)最後にこういうことをするのは無責任」だと反発。
 山田副代表も「今まで市議会で強制収用について問われても市長は『考えていない』としていたのに、この期に及んで(調査のための)予算化までするとは理解できない。新しい市長の下で市民に諮るべきだ」とするとともに、強制収用の権限が市にあるのか疑問視した。
 渡辺代表は「未買収地が三二%もあるのに、これらを対象に強制収用を考えるとは感覚的におかしい。この時期に発表するのには別の意図があるのではないか。これは反対地権者の意思をより強固にし、対立を煽るものだ」と指摘した。
 近藤氏は、まちづくりについては、一、市民参加、二、今までの右肩上がりの成長は望めないので、子どもや高齢者など弱者に配慮したもの、三、環境の世紀と言われる時だけに防災性の高い、再生可能なエネルギーの活用による資源循環型社会を目指す。
 再開発ビルについては、「出来たものは何とか使っていくしかない。テナントが撤退するようなことになれば市役所や市立病院などの公的施設の一部機能移転も考えなければならない」との見解を示した。
 沼津駅北口に計画されているコンベンションセンターについては、「市民には寝耳に水。夢はあるが金の問題が何も示されていない。市民の負担はどうなるのか、(個人が)家を建てるのに金を考えない人はいない。説明責任を果たすべきで、市民の立場からすれば疑問点ばかり」。
 広域合併については、「どういう視点で合併するのか、行政と市民は見方が違う。鉄道高架や、沼津を中心としたまちづくりは、周辺自治体から見れば違和感があるのではないか」。
 西部地域の治水対策については、「最優先で取り組みたい。沼川放水路の早期着工を期待している」と話した。
 選挙で近藤氏を支援し、推薦する団体については、「私の基本政策に賛同してくれる市民が、全て支援者であり推薦者だと考えている」とし、支持母体についても「市民です」と市民が主役であることを強調。
 近藤氏は、昨年四月の統一地方選で市議選に出馬したが落選。一年半を経て市長選への出馬を決めたことについて、「市議選立候補の時も鉄道高架見直しが最大の行政改革だと主張してきた」とし、北京五輪で、予選で負けても決勝で金メダルを手にした日本女子ソフトボールチームを例に挙げ、不屈の気概で市長選での勝利を目指す気構えを示した。

近藤泰平氏

秋の市長選に出馬予定の「近藤泰平氏」記者会見。
チェンジ沼津2008推薦市長選候補者、沼津文化センター会議室にて、
29日午後3時より行われる。
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K議員

沼津駅北口:K市議員の・・・・。
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