2009年10月

ヒッチコック来静

 銀幕のしずおか 斉藤隆 随想記
 ヒッチコック来静
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 静岡は東京と名古屋の中間に位置することから、多くの映画人が来静している。東京から関西方面への映画キャンペーンではまず静岡から、名古屋、大阪へと進む。
 昭和35年4月21日。"サスペンス映画の神様"と言われた世界的に有名な映画監督が静岡に来た。アルフレッド・ヒッチコック監督である。トリュフォー監督をはじめ世界中の映画監督から(今日でも)「映画技術の文法」とまで評価されている名作「サイコ」。この映画の公開に合わせて、映画配給会社が日本に招いた。配給会社の特別の計らいで、静岡停車中の短時間での会見となった。映画興行会社である静活の主立った面々ほか20人ほどが迎えた。
 ヒッチコック監督は映画で見せる風ぼうそのままの姿で現れた。サインの求めにも気軽に応じてくれた。短い停車時間を心配する関係者をよそに、汽車から降りて握手するほどサービス精神旺(おう)盛。ちゃめっ気たっぷりに"サスペンス・サスペンス"と笑いを振りまきながら、車中の人となった。
 特急「はと」の最後尾の展望台から、同行していた夫人と共にいつまでも手を振って歓迎に応えてくれた。ヒッチコックは昭和51年、第53作目となる「ファミリープロット」を遺作に昭和60年、82歳で生涯を閉じた。ヒッチコックから映画を学ぶ映画人は今も多い。
(元静活営業本部長)
(静新平成21年10月27日夕刊)

沼津市:意見募集を開始

 沼津市 1カ月間、意見募集
 第4次総合計画案まとめ
 沼津市は、第4次市総合計画(2011年?20年)の基本構想案をまとめ、20日から1カ月間、パブリックコメント(市民意見の募集)を始めた。
 将来の都市像を「環境と人を大切にする拠点都市・沼津」とし、まちづくりの基本目標▽安全安心で環境と調和したまち▽元気で生き生きとしたまち▽魅力と活力にあふれたまちーの三つに沿って、自然環境の保全と活用や廃棄物対策、子育て環境・保健・医療の充実、中心市街地の活性化と魅力ある空間づくり、観光・コンベンション振興などを盛り込んだ。
 土地利用の方向性については県東部の拠点づくりを進めるために「市街地は環境調和に配慮し、沼津駅周辺は高度都市機能の集積と三島駅周辺地域との連携を強化する」とし、郊外地の農地保全や森林育成と合わせて環境との共生を図る。
 市役所のほか市ホームページ、各市民窓口事務所で閲覧できる。問い合わせは政策企画課〈電055(934)4704〉へ。
(静新平成21年10月21日朝刊)

 総合計画基本構想策定で
市民の意見募集を開始
 第四次市総合計画基本構想(案)に対する市民意見の募集(パブリックコメント)が二十日、開始された。
 市では「現行の第三次計画は二十二年度で終了することから、様々な機会を通じて市民の意見をうかがいながら新たな計画づくりを進め、第四次市総合計画基本構想案を策定したので、さらに多くの市民の意見を募集したい」としている。
 総合計画は、市政運営の最上位の計画で、市民と行政が目指すべき、まちづくりの目標である「都市の将来像」と、その実現に向けた考え方、基本的な取り組みの方針を示す。
 構想案は、市のホームページ、市役所二階の市民相談センター、四階の政策企画課、市内各市民窓口事務所で閲覧できる。
 募集の期限は十一月二十日、郵送の場合は当日の消印有効。
 意見の提出方法は、市のホームページの専用フォームかEメール、FAX、郵送、政策企画課への持参のいずれか。提出先は〒四一〇ー八六〇一 御幸町一六の一の沼津市企画部政策企画課総合計画担当(電話九三四ー四七〇四、FAX九三四ー五〇一一、メール(kikaku@city.numazu.shizuoka.jp)。
(沼朝平成21年10月22日号)

米久、減収減益

 米久、減収減益 8月中間決算
 米久が6日発表した2009年8月連結中間決算は、売上高が前年同期比3・1%減の822億3400万円、経常利益が37・7%減の16億9100万円、純利益が15%減の4億6700万円の減収減益だった。
 ハムやデリカテッセンなど加工品事業が前年同期並みの売り上げを維持する一方、国内相場の低迷により食肉事業は減少。居酒屋経営の子会社チムニーの積極出店で外食事業の売上高が初めて200億円を超えたものの、01年の連結決算開始以来、初の減収となった。利益面では、加工品の単価下落による利益率の低下が響いた。
 主な部門別売上高は、加工品・食肉事業が4・7%減の610億8500万円、外食事業が2・4%増の200億2800万円だった。
 下期は、食肉の国内相場が緩やかに回復すると見込む。10年2月期の連結業績予想は、売上高1755億円、経常利益52億円、純利益19億3千万円としている。
〈静新平成21年10月7日(水)朝刊〉〉

創業100年超企業 全国7位

 創業100年超 全国7位
 長寿企業県内728社 最古は鎌倉時代


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 東京商工リサーチがまとめた創業100年を超える長寿企業の実態調査によると、県内の100年超え企業数は728社で全国7位だった。県内分を抽出調査した同社沼津支店は「企業数が多い3大都市圏や歴史ある古都にこそ及ばないが、県内に古くから産業が栄えていたことがしのばれる」と話している。
 創業年代は、宗教法人を除くと伊豆の酒造会社など鎌倉時代の創業が最古。安土桃山時代以前は東部が4社(中西部は1社ずつ)と最も多いが、江戸時代は中部が63社で、東部の29社、西部21社を大きく上回る。
 創業年が古い企業は酒造や酒販会社が目立つ。上場会社では現在は食品スーパーなどを展開するマキヤが古く、江戸・寛政年間(1800年ごろ)、槙屋利八が沼津藩の御用商人として乾物商を営んだ。明治28年(1895年)に金物店開業、昭和39年(1964年)にはチェーンストアとして一歩を踏み出した。
 売上高別では100億円以上の大企業が22社で3%にとどまる一方、年商5億円未満が466社と全体の64%で、県内の長寿企業の多くは、近隣商圏で事業展開する中小企業で占めているとみられる。業種別では卸売・小売業が322社で最も多く、製造業233社、建設業72社が続く。
 同支店は長寿企業の特徴について、「本業を重視しながらも、時代に合わせて変化する柔軟性といった日本型経営の長所が随所でみられる」と説明している。
〈静新平成21年10月3日(土)朝刊〉

辻畑古墳 保存検討問題

辻畑古墳 保存検討は分析終了後
 都市計画道路で沼津市長
 国内最古級の可能性が指摘されている沼津市東熊堂の辻畑古墳の保存について、栗原裕康市長は29日の定例会見で「学術的価値が明らかになった際に検討したい」と述べ、同古墳が用地となっている都市計画道路「沼津南一色線」の建設計画をただちには変更しない考えを示した。
 市教委は2011年までに学術的価値を分析し、報告書にまとめる予定。栗原市長は「分析が終わってから、学術的価値や見た目も含めた出土物のインパクト、市民が訪れて『なるほど』と思うに値するかを検討したい」と述べた。その上で「庁内でまだ打ち合わせはしていないが、世間の注目を無視して進めることはできない」とも述べ、価値が判明するまでに、古墳に触る工事をしない可能性を示唆した。
 市教委が発掘調査をしたところ、古墳時代初頭にあたる250年ごろとみられる高杯(たかつき)が前方後方墳を囲む周濠(しゅうこう)から見つかった。現地説明会には千人以上が詰め掛けるなど、関心が高まっている。
(静新平成9月30日朝刊)
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