2010年01月

推進・反対派一堂に

沼津・鉄道高架

 推進、反対派一堂に

 知事と初の意見交換
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JR沼津駅周辺の鉄道高架事業で、川勝平太知事と地元の推進派、反対派が一堂に会した初の意見交換会が23日午前、沼津市原の松蔭寺で開かれた。推進派からは経済人らでつくる「沼津駅の高架化を実現する市民の会」、反対派からは地権者や地元住民などで組織する市民団体の各10人が出席し、「県東部の発展に欠かせない重要事業」「理由や効果があいまいで納得できない」などと見解を述べた。

 推進派を代表し、沼津商工会議所の後藤全弘会頭が「中心市街地の渋滞解消に加え、土地区画整理事業やコンベンションセンター整備など東部地域の拠点都市にふさわしいまちづくりを進める上で不可欠」と事業の必要性を強調。「長い年月をかけて合意形成され、度重なる市長選挙などで争点になり、推進する市民の支持を受けてきた。多くの市民が、一日も早い完成を望んでいる」と必要性を主張した。

 反対地権者らでつくる「チェンジ沼津」の山田孜さんは事業の費用便益比の算出根拠や新貨物駅の取扱量が約3倍になる理由が「分からない」とし「多額な税金を投入するムダな事業を見直すべきだ」と主張した。JR沼津駅前で今月実施した通行人へのアンケート調査の結果を示し、「事業を知っている人でも賛成者は14%86%は反対。事業が時流に合わないという認識が浸透している」と述べた。

 会を提案した川勝知事は「推進派、反対派の間にできた溝を何とか埋めたい」と開催の動機を述べ、「互いの主張を相手の立場で聞いてほしい」と呼び掛けた。

 沼津駅周辺の鉄道高架に伴い、貨物駅を同市原地区に移転する事業。新貨物駅用地92千平方㍍のうち、用地取得率は70%にとどまっている。同事業を含む「沼津駅周辺総合整備事業」は昨年11月の事業仕分けで対象になった。

(静新平成22123()夕刊)

沼津市中心市街地活性化基本計画概要

沼津市中心市街地活性化基本計画概要
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大富運輸脱税判決記事

 大富運輸脱税

 元社長に有罪判決

 静岡地裁 社に罰金1300万円

 沼津市の運送会社「大富運輸」が不良債権で赤字に陥ったように装い、約64千万円の所得を隠して脱税したとして、法人税法違反の罪に問われた同社と元社長の無職大木理久夫被告(67)=同市=の判決公判が21日、静岡地裁(引馬満理子裁判官)で開かれた。引馬裁判官は同社に罰金1300万円(求刑同1600万円)、大木被告に懲役10月、執行猶予3(同懲役10)を言い渡した。

 判決理由で引馬裁判官は「架空の債権譲渡などで不良債権を処理し、財務負担を軽くしようとした。動機に酌量の余地はない」と指摘し、「書類を偽造するなど計画的で悪質。国家の税収機能を損なわせた責任は重い」と述べた。

 判決などによると、大木被告らは、関連会社の船舶会社に貸し付けていた約64千万円の債権を1万円で別の関連会社に譲渡したように装い、20083月期決算で全額を損失として計上した。ほかの黒字分と合わせて、同社の所得を圧縮し、法人税約5480万円を免れた。

(静新平成22121日夕刊)

沼津漁労用具


重要有形民俗文化財「沼津漁撈用具」
 文化審が指定答申
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 文化審議会(西原鈴子会長)は15日、昭和30年代に途絶えた建切網(たちきりあみ)漁で用いられていた「沼津内浦・静浦および周辺地域の漁労用具」(沼津市)など3件を重要有形民俗文化財に、富山県入善町の火祭り「邑町のサイノカミ」など2件を重要無形民俗文化財にそれぞれ指定するよう川端達夫文部科学相に答申した。
 江戸の漁法伝える
 「沼津内浦・静浦および周辺地域の漁労用具」は、地元漁師が集団で行っていたマグロの伝統漁「建切網漁」などで用いられた2539点。同漁は、漁師集団が連携して行い、数百㍍におよぶ大網を使って湾に入った大型回遊魚の逃げ道を断ち、岸辺に追い込んで捕獲していた。江戸時代に盛んに行われたが、昭和30年代を最後に途絶えたままになっている。
 漁具は、高台の見張り一役が「群れ発見」を伝えた竹製のメガホンや、網を張る船に進退を指示したトンボガサ、急所をたたいた木づちなど。無事故や大漁を祈願した信仰を示す史料も含め、市歴史民俗資料館が収集した。
 同館主任学芸員の上野尚美さんは「漁労用具は沼津の海が豊かだった裏付けと言える。指定により、後世に残すことができる」と意義を語った。
(静新平成22年1月16日(土)朝刊)

キラメッセ営業1年延期

 キラメッセ営業1年延期

 沼津市 新施設遅れで方針

 沼津駅北地区に県と沼津市が計画している県東部地域拠点施設「東部コンベンションセンター」建設事業に絡み、沼津市は13日までに、3月に閉館し解体する予定だった同所のキラメッセぬまづを、1年延長して営業する方針を固めた。同センターの建設計画の進行が当初見通しより遅れているため。

 計画では、キラメッセぬまづを3月に閉館して解体後、跡地に県が会議場を、市が展示・市民交流施設を建設し、ホテルやマンションと合わせた複合施設として整備する予定だった。

 関係者によると、同市と県は093月、施設を設計・施工する事業者の優先交渉権者に大和ハウス工業を代表とする企業グループを選定したが、7月の知事選で川勝平太知事が就任し、マニフェストに掲げた地産地消の一環として施設に県産材を使うよう再検討を指示した。

 市は当初、8月に企業グループと基本協定を結ぶ見通しで、昨年の市議会6月定例会に提出した一般会計補正予算で、債務負担行為で解体費用9600万円などを計上した。しかし、この方針を受け、県施設とデザインやコンセプトの面で整合性を図るため、調整の結果本年度中の設計着手を見送り、キラメッセぬまづを延長することにした。

 キラメッセぬまづは1998年、国鉄清算事業団から購入した沼津駅北の土地に暫定的にオープンした。08年度までの年間稼働率は平均74%と高いが、音響が課題になっていて、新施設への建て替えが望まれている。

 東部コンベンションセンターの建設費は総額168億円で、県事業費が64億円、市が50億円、民間54億円。

(静新平成22114日朝刊)

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