「スカンジナビア」保存する会
NPO設立も目指す・「海の学校」事業継続
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沼津市西浦木負の海上レストラン「スカンジナビア」(元豪華客船ステラ・ポラリス)の海外売却が決まり、現地保存を訴えてきた地元の「保存する会」(大田黒敦雄代表)は三十一日、市役所で会見してこれまでの保存活動への協力に感謝した。同時に児童生徒に海洋文化を伝授する「海の学校」事業は継続する考えを明らかにした。
大田黒代表は「短期間ながら盛り上がってきただけに、結果は非常に残念。署名活動をはじめ協力していただいた皆さんにお礼を申し上げたい」と述べた。一方で「シンボルとしてのスカンジナビアは無くなるが海を生かした教育企画は続けたい」と述べた。運営団体となるNPO法人も計画通り設立を目指すという。保存会は同船の営業終了を受けて保存運動を本格し、短期間で署名一万二千二百六十二人分とインターネット署名三百六十七人分を集めた。(静新6月1日朝刊)