「飛鳥」ラスト航海・清水港に寄港

0b020c4c.jpg



今期限りで引退する豪華客船「飛鳥」が十二日午前、清水港に入った。
就航十五年で二十三回目の寄港となる清水港ゆかりの船。ラスト航海を一目見ようと、埠頭などに熱心なファンが訪れた。
沖は強風と波浪の厳しい条件だったが、三保沖から北西に舵を取った飛鳥は穏やかな水面(みなも)に悠々とした姿を現した。
関係者によると「団塊の世代」の退職を控え、クルージングへの関心は高まっている。飛鳥の引退は需要増に対応するためで、飛鳥より一回り大きい「クリスタル・ハーモニー」
が日本人向けに大幅改装され「飛鳥?」として来春、日本市場に投入されることになっている。(静新12月12日夕刊)