牧水しのび歌や舞・沼津で短歌愛好者(静新平成19年10月24日(水)朝刊)
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沼津市で生涯を閉じた歌人若山牧水をしのぶ第五十四回沼津牧水祭(沼津牧水会主催)が二十一日、牧水の歌碑が立つ同市の千本浜公園で開かれた。
「幾山河こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく」と牧水を代表する歌が刻まれた石碑の前には短歌愛好者ら約五百人が集まり、牧水の孫で沼津市若山牧水記念館館長を務める榎本篁子さんが歌碑に花と酒をささげた。
今年は「幾山河」が作られて百年、牧水が没して八十年、記念館ができて二十年という節目の年。牧水にちなんだ舞踊、合唱、太鼓なども披露され、中学生短歌コンクールの表彰式も行われた。参加者には牧水がこよなく愛した酒も振る舞われた。
中学生短歌コンクール特選の生徒は次の通り。
田村瑞季(第四)田中咲妃(第三)浅賀彩(第一)松原誠也(第五)松井佑太(第四)土屋陽一(第四)中村たかね(片浜)高村春菜(第二)杉本七星(大岡)鈴木峻平(静浦)