鳥の死がい1000羽漂着 沼津海岸線、餓死か
05/28 08:13 (静新webnews)
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 ミズナギドリの一種のハシボソミズナギドリとみられる鳥の死がいが約1000羽、沼津市の海岸に広範囲にわたって漂着していることが27日までに分かった。県東部家畜保健衛生所(函南町)などによると、鳥インフルエンザの恐れはなく、死因は餓死とみられる。県が死がいの焼却処分を進めている。
 鳥の死がいは21日に初めて見つかった。同衛生所が鳥インフルエンザの簡易検査を3羽で行ったところ、すべて陰性だった。ミズナギドリ研究が専門の岡奈理子山階鳥類研究所鳥学研究室長によると、栄養不足のまま北上を始めた幼鳥が途中で餓死した可能性が高いという。胃の中に内容物はなかった。
 岡室長は「今世紀に入り幼鳥の体力不足が目立つ。繁殖地の南半球でエサが不足しているのだろう。5月中旬ごろ、ミズナギドリの幼鳥の死がいが大量に日本の沿岸に漂着することは毎年ある」と話している。
 沼津市原の富士海岸から牛臥海岸までの約13キロにわたって打ち上げられていた。27日までに同市が約270羽を処分し、残る死がいについても海岸管理者の県沼津土木事務所が撤去を急いでいる。