報奨金対象指定きょう期限切れ
 沼津・宮本の女性殺害
 沼津市宮本の山中で二〇〇四年十一月、女性の他殺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、有力情報の提供者に最高で三百万円が支払われる警察庁の捜査特別報奨金対象事件の指定が二十八日、期限切れとなる。
 沼津署の捜査本部によると、昨年六月の指定以降、四十件の情報が寄せられた。うち半数が不審者や不審車両について、残りは凶器のカッターナイフなどに関する情報だったが、いずれも事件解決には結び付かず、報奨金は支払われていない。
 事件は二〇〇四年十一月七日午後五時半ごろ発生。沼津市の実家に帰省中の富士川町の女性=当時(二五)=が犬の散歩に出掛けたまま行方不明となり、同九日に実家から約一・二?離れたヒノキ林で遺体で発見された。
 捜査本部は「指定が終了しても事件解決へ向け全力を注ぐことに変わりはない。ささいなことでも情報を寄せてほしい」と話している。情報提供は捜査本部〈フリーダイヤル(0120)570136〉へ。
(静新平成20年6月28日(土)朝刊)