米久、減収減益 8月中間決算
 米久が6日発表した2009年8月連結中間決算は、売上高が前年同期比3・1%減の822億3400万円、経常利益が37・7%減の16億9100万円、純利益が15%減の4億6700万円の減収減益だった。
 ハムやデリカテッセンなど加工品事業が前年同期並みの売り上げを維持する一方、国内相場の低迷により食肉事業は減少。居酒屋経営の子会社チムニーの積極出店で外食事業の売上高が初めて200億円を超えたものの、01年の連結決算開始以来、初の減収となった。利益面では、加工品の単価下落による利益率の低下が響いた。
 主な部門別売上高は、加工品・食肉事業が4・7%減の610億8500万円、外食事業が2・4%増の200億2800万円だった。
 下期は、食肉の国内相場が緩やかに回復すると見込む。10年2月期の連結業績予想は、売上高1755億円、経常利益52億円、純利益19億3千万円としている。
〈静新平成21年10月7日(水)朝刊〉〉