沼津商議所 14年度に新会館

 総会で承認建設準備委発足へ

 沼津商工会議所(後藤全弘会頭)29日、通常議員総会を開き、沼津市米山町に新商議所会館を整備するための建設準備委員会の発足を承認した。創立90周年にあたる2014年度までの完成を目指す。

 委員会は議員で組織し、新会館に備える基本的な機能などを検討する。商議所は05年度に中心市街地活性化基本計画区域内への移転を検討し、096月、米山町の約3100平方㍍の用地を45千万円で取得した。

 後藤会頭はあいさつで「新会館建設は重要課題の一つ。新年度は具体化に向けた検討に入る」と方針を明らかにするとともに、県東部の合併についても触れ、三島商議所多極分担型地域検討特別委員会が示した「3年後をめどに23町が合併することが望ましい」との構想にも賛意を示し、「合併特別委員会で今後検討したい」と述べた。

 総会には約80人が出席した。主な新規事業は、ロケ誘致に向けた地域資源データベース「ロケーション・ライブラリー」の活用、2年目を迎えた中期行動計画(0913年度)の実行など。

 講演では栗原裕康市長が、新年度の施政方針や鉄道高架事業について現状を説明した。

(静新平成22330()号)

 

「海人祭」工事で休止

 「水産祭」は522日開催

 沼津商議所が報告

 海をテーマにイベントを繰り広げる「海人祭」の事務局を務める沼津商工会議所は29日、新年度の同祭を休止すると通常議員総会で報告した。例年同日開催していた「水産祭」は522日に実施し、水産物の即売や体験競市を予定している。

 例年海人祭の会場になる魚市場第2市場は、県と市の「港湾振興ビジョン」に基づく整備工事で駐車場の数が例年より大幅に減少する。このため大規模な交通渋滞が予想され、来場者の安全確保が困難と判断した。事務局側は「次年度以降はより充実するよう検討を進めたい」と述べた。

(静新平成22330()朝刊)