きょう妙海寺で八日堂滅除式

 法楽加持祈祷で心身のたまりもの払い

 下河原町の妙海寺(笹津海道住職)は「八日堂滅除式」を、きょう七日午後七時から同寺本堂で開く。例年へ檀家以外に一般の参詣者も多い。

 日蓮聖人が沼津に立ち寄った際、高波の被害に苦しんでいた住民のために、千本浜海岸近くにあった小堂「如来堂」で八日間祈祷し高波を鎮めたことから、聖人に帰依した住民が如来堂を改築し、聖人の直弟子、但馬公日実を迎えて同寺が創建された、という。

 八日堂滅除式は、この伝承に由来する厄除け祈願の行事。毎年、十二月三十一日から一月八日にかけて八日間の祈祷を行い、その一環として滅除式が開かれている。

 滅除札(一体三百円)を購入し、心にたまった嫌なこと、体にたまった病などを、誰にも見せないようにしながら書き込む。照明を落とした中で行われる「法楽加持祈祷」で払い、引き続き境内で札を焚き上げる。

 また、八日午前六時から午後三時まで、平成十五年に日蓮聖人の指紋が発見された白蓮聖人筆御本尊を公開。同日限定で「おゆびあとまんじゅう」を一箱五百円で販売

する。

 問い合わせは同寺(電話九六二ー一四○八)。 

(沼朝平成2417日号)

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