観音大曼荼羅を開帳 沼津・長谷寺
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 沼津市千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)14日、同寺に伝わる縦30㍍、横13㍍の「百三十反観音大曼陀羅(まんだら)」が春の祭典に合わせて開帳された。15日まで。

 初日は雨模様のため、境内に設置した鉄塔に掲げる形式を変更し、テント内で一部を開帳した。十一面観音菩薩(ぼさつ)の姿が描かれた曼陀羅の前で、来場者が静かに手を合わせた。同寺によるとへ曼陀羅は船主が航海の無事を祈り、船の帆などに観音菩薩の姿を写して奉納したのが始まりという。

 15日の開帳は午前9時から午後4時まで。祈とうや地元の民踊団体による演舞の奉納などが行われる。

(静新平成24415日朝刊)