危険運転致死へ容疑を切り替え

 沼津、2人死亡事故

 沼津市添地町で23日未明、酒気帯び運転の車が乗用車に衝突し、夫婦2人が死亡した事故で、沼津署は27日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と道交法違反の容疑で逮捕した同市花園町、派遣社員野田恭生容疑者(54)が、一方通行を逆走して事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)に容疑を切り替えた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、野田容疑者が一方通行を危険な速度で逆走したことは、5月の法改正で危険運転致死傷の新たな類型に加わった「通行禁止道路の進行」に当たると判断したとみられる、野田容疑者は当初、「車を運転していない」などと否認していたが、現在は容疑を認めているという。

(静新平成26828日朝刊)
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