河童みこしワッショイ 沼津
沼津市志多町自治会は23日、すぐ近くを流れる狩野川で住民が事故に遭わなかったことに感謝する「カッパみこし渡御」を同市大手町で初めて行い、緑色のTシャツなどでカッパに扮(ふん)した児童が練り歩いた。
地元の市立第一小の児童が「ワッショイワッショイ」と声を上げながら、高さ約50㌢のカッパの人形を載せたみこしを担いだ。水神宮境内ではカッパの好物のキュウリを奉納した。6年の安野和馬君(11)は「楽しく水で遊べたお礼をした」と笑顔を見せた。
同自治会は、狩野川周辺で50年前まで続いていた子どもの水難事故防止祈願の「カッパ祭り」を3年前に復活した。ことしは日枝神社(同市平町)の例大祭に合わせて感謝祭として開催した。
(静新平成26年9月24日朝刊)