木苗県教育長ら高尾山古墳視察

 県教育委員ら古墳の高さに驚き

2015年09月11日05時57分42秒0001
 

 県教委による高尾山古墳の視察が十日に行われ、木苗直秀教育長と委員五入、文化財保護課長ら関係者が現地を訪れた。

 県教委一行は、沼津市教委の工藤達朗教育長らに出迎えられ、市教委文化財センターの池谷信之主幹から古墳のあらましと道路計画について説明を受けた。工藤教育長は、周辺の交通渋滞や通学児童の交通安全問題などを補足説明した。

 説明の中で池谷主幹は高尾山古墳発見の意義について、近畿だけでなく各地方で古墳の独自の発展が進んだことや、駿河,国の元祖は静岡市ではなく沼津市であったことなどが明らかにされた点を挙げた。また、現在の明治史料館付近で古墳と同時代の土器などが出土していることから、その周辺に古墳の主の館があった可能性があることも話した。

 視察した委員からは、古墳墳丘の高さに驚く声が上がったほか、富士山信仰との関連など様々な質問が出ていた。

 木苗教育長は視察の感想として「現地に来るのは二回目。古墳問題は市が主導する事柄だが、県教委としても関心を持っている」とし、古墳問題解決のために市が開催している協議会については「古墳の歴史的価値や交通安全の問題などを加味し、市民の理解を得ながら、最善の両立に向けての結論が出ることに期待したい」と語った。

 今回の視察は、県立三島北高(三島市文教町)で開かれる移動教育委員会の一環として実施された。主会場となる三島北高からの地理的近さと、全国的な話題となっている高尾山古墳保存問題の重要性を考慮し、古墳が視察先の一つとして選ばれたという。

【沼朝平成27911()号】