岩井国交副大臣が講演「地域の魅力磨いて」
自民党東伊豆町支部(太田長八支部長)は十七日、岩井國臣国土交通副大臣を講師に迎えた講演会「伊豆の道路と観光」を同町内で開いた。「旧建設省出身で、観光を担当する副大臣の講演とあって賀茂地区などから約二百人が詰め掛けた。
岩井氏は、海外の観光客受け入れ推進を掲げた政府の観光立国政策を紹介しながら、「観光の概念を旅行だけでなく、草の根の国際交流、国際会議など幅広くとらえることが大切。これからの主役は各地域。世界の中の伊豆との意識を持ってほしい」と呼び掛けた。その上で、「伊豆は国際観光地に育つ要素が十分にあるが、磨かなければ意味がない」とし、地域の魅力づくりの重要性を強調した。道路をはじめ、陸海空の交通体系整備の必要性にも触れ、「静岡県知事は伊豆にコミューター(近距離、小型旅客機用)空港を整備したい考えを持っているようだが、私も大賛成」と述べた。(静新8月28日朝刊)