2007年05月

現在の錬金術

「現代の錬金術」 セメントを金属に変化、東工大など成功
電気を通さない絶縁体であるはずのセメントを、黒鉛の2倍以上という高い電気伝導を示す金属状態に変える「現代版錬金術」に東工大などの研究グループが成功した。
2007年04月11日 20時16分ITニュース
 セメントが金属に変身──電気を通さない絶縁体であるはずのセメントを、黒鉛の2倍以上という高い電気伝導を示す金属状態に変える“現代版錬金術”に成功したと、東京工業大学、大阪府立大学、理化学研究所、高輝度光科学研究センターが発表した。

 テレビなどに使われる液晶ディスプレイには、透明かつ電気を通す「透明金属」が使われているが、材料として使われているインジウムは液晶生産量の拡大から将来の不足が心配されている。研究グループは「ナノ構造を利用し、身の回りにあるごくありふれた元素を使って透明金属を実現できる有望な道筋を与えた」としている。

 成功したのは、東工大フロンティア創造共同研究センターの細野秀雄教授、大阪府大の久保田佳基准教授、理研の高田昌樹主任研究員らの共同グループ。成果は米国化学会発行の科学雑誌「Nano Letters」に掲載される。
金属化に成功したC12A7の結晶構造。赤が酸素イオン セメントの構成成分として使われている、石灰とアルミナで構成する化合物(C12A7)は、直径0.5ナノメートルという極小の「かご」が結びついて結晶を作っている。その中に酸素イオンが入っており、摂氏700度以上になると結晶中をよく動き回ることに着目。金属チタンと一緒にガラス管に封入し、1100度で加熱することで、酸素イオンをほぼ100%電子で置き換えることが可能になり、絶縁体を半導体、金属にまで変えることに成功した。
 C12A7の半導体化には2003年に成功していた。金属化の成功で、今後は「セメント超電導体」の実現が目標だとしている。
 研究に当たった細野教授には、透明金属を解説した共著「透明金属が拓く驚異の世界」(ソフトバンククリエイティブ)がある。
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狩野川もアユ釣り解禁

狩野川も解禁・アユ求め雨後の太公望
県東部の狩野川全域で二十六日、アユ釣りが解禁された。県内外から待ちわびた大勢の愛好家が駆け付け、早朝から一斉に釣りざおを延ばした。
狩野川漁協によると、午前九時の段階で約千五百人の釣り人が川に入ったという。前日の大雨の影響で川が濁り増水しているため、初日としては人の入りは少ない。午後にかけて川の状態は落ち着いてくるという。今年の天然遡上(そじょう)は例年並み。問い合わせは狩野川漁協〈電0558(72)5945〉へ。(静新平成19年5月26日(土)夕刊)
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興国寺城跡・追加指定

沼津の史跡「興国寺城跡」周縁部、追加指定へ・文化審答申
文化審議会(石沢良昭会長)は十八日、景勝地「琴引浜」(京都府京丹後市)を鳴き砂の浜としては初めて天然記念物・名勝に、沖縄の大規模墓跡群「銘苅墓跡群」(那覇市)を史跡にするなど、新たに計十四件を史跡、名勝、天然記念物に指定するよう伊吹文明文部科学相に答申した。追加指定は計二十五件で、静岡県内では、沼津市根古屋の史跡「興国寺城跡」の周縁部の一部を新たに史跡指定するよう求めた。
また、重要文化的景観に「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」(北海道平取町)など二件の選定を求めた。登録記念物には国内最古の甘柿「禅寺丸柿」(川崎市)など十一件の登録を答申した。文科相は近く答申通りに指定、選定する。
興国寺城は、室町時代に今川氏が築いたと伝えられる山城。戦国武将・北条早雲が旗揚げした城として知られる。今回、外堀と外縁部の沼湿地跡の計約二万平方?が追加指定されることになる。指定区域拡大で、東、南、西の三方を湿地帯に囲まれた特徴的な構造を持つ城が、一体的に保存できる。
同城跡はこれまで、一九九五年に本丸、二の丸、北曲輪を主体とする区域が史跡指定され、二〇〇〇年には三の丸と外堀の一部が追加指定された。これで市教委が「史跡として保存すべき範囲」とした約十二万平方?のうち、約十一万平方?が史跡指定を受けることになる。
〇三年度から本格的な発掘調査を続ける市教委は「今後は史跡指定された用地の取得を進め、早期に史跡公園として整備したい」としている。(静新平成19年5月19日(土)朝刊)
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アユ釣り解禁

「アユ釣り解禁」狩野川
ハミ跡多く大型有望
本流と支流の漁期は五月二十六日から十二月三十一日まで。ただし、石堂橋から下流と柿田川では十月十一日から十一月三十日まで禁漁。漁法は友釣りとドブ釣りで、柿,田川はエサ釣りのみ。上流の河川工事は終了。現在、水位はやや低いが各所でハミ跡は見られる。
三月二十五日から四月三十日までの天然遡上は約千?で平年並み。水温が上がった五月から遡上は増えた。四月中に三千百二十?の稚アユを放流。五月十三日までに成魚二千?を放流し、六月にも追加放流する。
昨年のような大量の遡上はないため、かえって成育は良い。初期は宮田橋より上流や大見川が有望。盛夏のころには中流域を含めて好ポイントは急増する。
年券は一万円。日券は千六百円、現場売りは二千四百円。持越川の大堰堤上流と修善寺川は七月一日に解禁。大見川の梅木発電所取水口より上流は、七月二十二日だけ特別有料解禁。八月一日からは一般解禁となる。(静新平成19年5月17日(木)朝刊)
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