2008年01月

中国製毒餃子・御殿場

中国製ギョーザ 御殿場の母子が異常訴える
2008/01/31 (静新webnews)
 中国製冷凍ギョーザから殺虫剤成分が検出された問題で、県食品衛生室は31日、御殿場保健所に同日午前、御殿場市内の1家族から「今月23日に、中国製の手包みひとくちギョーザを食べた家族2人が吐き気と目まい、腹痛を感じた」との届け出があったと発表した。同保健所は問題となっている殺虫剤成分による症状かどうか詳細を調べている。富士、西部両保健所にも関連する届け出があり、両保健所が調査に入った。
 県や御殿場保健所などによると、届け出があった御殿場市内の家族2人のうち1人は医療機関の診察を受けたという。2人は女性の親子で、40代と10代という。母親がギョーザを食べた翌日に病院で受診した。症状はいずれも軽かったという。県は家族から聞き取り調査などを行い、購入先や商品の確定を急いでいる。
 これ以外に、同日午前11時現在で、医療機関から9保健所への中国製冷凍ギョーザに関する食中毒の報告はなかった。 
 県は問題となっている中国製冷凍ギョーザの輸入元の「ジェイティフーズ」(東京)から提出された卸先などの資料に基づき、保健所を通じて流通経路などの調査を進めるとともに、「『CO・OP手作り餃子40個560グラム』、『中華deごちそうひとくち餃子』は決して食べないようにしてほしい」と呼び掛けている。
 県食品衛生室のこれまでの調べだと、今回問題になっている中国製冷凍ギョーザの商品を納入した卸売業者は浜松市3、静岡市、焼津市、磐田市、長泉町の各1事業者。

17都道府県38人が不調訴え 中国製ギョーザ中毒
2008/01/31
 中国製ギョーザによる中毒で厚生労働省は31日、全都道府県に同様の事例の報告を指示するとともに、製造元の中国・河北省の「天洋食品」からギョーザ以外の食品を輸入していた計19社の社名と品名を公表、自治体を通じて各社に販売中止を要請した。
 同日午前までに、新たに北海道、青森県、福島県、埼玉県、東京、神奈川県、静岡県、石川県、愛知県、兵庫県、高知県、大阪府、福岡県、長崎県、沖縄県の31人が「中国製ギョーザなどを食べて体調が悪くなった」と届けた。各自治体の発表などを共同通信が集計した。これまでの届け出と合わせると不調の訴えは17都道府県38人となり、各自治体が詳しく調べている。一方、中国の国家品質監督検査検疫総局は30日夜、天洋食品に調査員を派遣、調査を開始した。
 厚労省が社名を公表した19社には含まれていないが、マルハと日本ハム、日本食研も同日、天洋食品の工場から原料を調達していたとして、商品を自主回収すると発表した。舛添要一厚労相は「冷蔵庫を見て、(回収対象の商品は)絶対に口にしないでほしい」と国民に呼び掛けている。


冷凍ギョーザ
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千葉県などで中国製冷凍ギョーザを食べた人が中毒症状を起こした問題で、厚生労働省は三十日、製造した中国河北省の「天洋食品」から、ジェイティフーズ(東京都品川区)を含む三社が過去一年間に冷凍ギョーザを約千三百?輸入していたことを明らかにした。
厚労省は同日、安全が確認されるまでの間、問題の冷凍ギョーザと同一製品の輸入を認めないよう全国の検疫所に指示した。また、都道府県を通じて、輸入実績がある国内の業者に同一製品の販売を中止するよう求めた。
同省によると、今月二十八日までの過去一年間、ジェイティフーズが約千二百三十?の冷凍ギョーザを天洋食品から輸入。「日協食品」(東京都中央区)も約四十三?、「ワントレーディング」(大阪市中央区)も約三十三?輸入していた。
その他の製品を含めると、過去一年間の天洋食品からの輸入は計約三千五百三十五?。肉まんや豚カツ、牛肉、豚肉などの冷凍食品のほか、ソーセージやビーフジャーキーなども輸入されていた。これらを輸入した業者は確認中という。
二〇〇四年七月に輸入されたくしカツには大腸菌が含まれていた食品衛生法違反事例があったことも分かった。
(静新平成20年1月31日夕刊)

予算委員会で質問

予算委員会で質問に立ちます-
               衆議院議員 斉藤 斗志二
 来る1月29日(火)予算委員会が9:00から行なわれます。
総理以下、全大臣が出席し、「経済・金融問題の締めくくり集中審議」を行います。

 私がトップバッターとして質疑をいたします。
衆議院「審議中継」にて、ご高覧ください。衆議院TV

 私の質疑時間は9:00から9:30となります。

臨時株主総会:CFS

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統合案否決(静新平成20年1月23日(水)朝刊)
イオンも戦略見直し
連結売上高五兆円に迫るイオンが、一千五百億円に満たないCFSコーポレーションの経営にこだわり、臨時株主総会での委任状争奪戦で統合を白紙に追い込んだ。イオンの岡田元也社長自ら「異例中の異例」と呼ぶ手段を取ったのは、CFSの離脱がドラッグストア戦略の根幹を揺るがしかねないとの危機感が背景にあるためだ。
これまでのようなグループ企業の自主性に任せる関係では、CFSのような離反の動きが出るだけでなく、グループ化の成果が十分得られないー。イオンは今後ドラッグ戦略の見直しに取り組むことになる。
イオンは、業界最大手のマツモトキヨシホールディングスに対抗するため、十社程度とドラッグ連合を形成。出資比率を三分の一以下に抑えた「緩やかな連携」を結んでいる。歴史の浅いドラッグ業界には、創業者が健在で独立心の強い企業が多いためだ。
しかし、参加企業からは「イオンとの縦の関係は強いが、横とのつながりが弱く利点は少ない」との声も漏れる。CFSがイオンに反旗を翻したのも「出店調整機能がなく、グループ内で競合してしまう」(石田健二会
長兼社長)という不満が原因だった。二〇〇六年には業界二位のスギ薬局が脱退し、グループ崩壊も危ぶまれていた。
来年からスーパーでの大衆薬販売が可能となり、他業態を巻き込んだ競争激化が予想される。急成長を続けたドラッグ業界は「五社ぐらいに集約される」(大手ドラッグ首脳)との見方もある。
業績が低迷しているCFSの株主からは「イオンにもっと関与してほしい」として、株式公開買い付け(TOB)を期待する声が出ていた。
CFS株主から四割超の支持を得たイオンの岡田社長は「重い責任を背負った」とした上で、「今後は結果を求められる」と、ドラッグ連合の成果を出すと決意表明。
ただ業界地図が激変する中で、CFSの自力回復を待つ余裕はない。今後、出資比率を高め、CFSの経営に積極的にかかわる方向にかじを切る局面も予想される。

■「説得力欠く」「対立、利益ない」
個人株主、今後を注視
沼津市で開かれたCFS臨時株主総会後、統合計画が否決されたことについて株主はさまざまな反応を見せた。
統合案に対して否決に回った三島市の自営業の男性(六一)は「石田さんの説明に誠意を感じなかった。何のための統合なのか説得力がなく、株式移転比率が株主の利益になるとは思えない」とCFSを手厳しく批判した。
同市内の男性(七四)は「アインは合併を重ねて短期間で成長した会社。統合する価値を『のれん代百三十五億円』と強調していたが、実像とは思えない」と反対票を投じた。
一方、賛成票を投じた株主は口々に不安を漏らした。沼津市の主婦(六〇)は「昔から慣れ親しんだ店が身近な存在でなくなるかもしれない」などと述べ、東京都の会社員馬庭修一さん(六一)は「イオンと提携して業績が伸びたわけでなく、イオンの策で業績が回復するとは思えない。最後は(CF
Sが)イオンに取り込まれてしまう」と懸念を示した。
三島市の男性会社員(三四)は「対立しても株主のためにならない。イオンには統合に賛成した株主の意見もくみ取って融和路線で」と大株主に注文をつけた。

■機会失われ遺憾
アインがコメント調剤薬局大手のアインファーマシーズは二十二日、CFSコーポレーションとの経営統合計画がCFSの臨時株主総会で否決されたことを受けて「統合は大変意義あるもので、機会が失われることは誠に遺憾。引き続きCFSとの友好と信頼の関係を築く」とのコメントを発表した。
アインが同日開いた臨時株主総会では統合が承認されたが、CFSの否決によって統合計画は白紙になった。


■二十二日に沼津市内でそれぞれ会見したCFSの石田健二会長兼社長と、イオンの岡田元也社長の一問一答は次の通り。



CFS 石田健二会長兼社長
全力挙げ業績回復
ー経営責任についてどう考えますか。
「統合案は否決されたが、われわれの目指す方向性は過半数の賛同を得た。今後は全従業員の力を合わせて業績を回復させ、株主の満足度を高める責任がある」
ーアインとの関係はどうなるのでしょうか。
「否決は考えていなかったので、何とも言えないが、これまでに築いた信頼、友好関係は今後も維持していきたい」
ーイオンが提案した企業価値向上策はどう受け止めますか。
「抜本的な対策、時代の変化への対応については盛り込まれていなかったが、当座の業績回復にはプラスになるものも。今後どうしていくかはイオンとの話し合いの中で決めていく」
ー委任状争奪戦でイオンとの関係にしこりが残るのでは。
「株主総会で岡田社長はにこやかに穏やかに質問されていた。こじれた関係が修復されるかは今は分からない」

イオン 岡田元也社長
反対は株主の総意
ー統合案が否決されましたが。
「当社が提案した企業価値向上策が多くの株主の賛同を得た結果だ。これまでの株主向け説明会で理解を得られたという感触は得ていた」
ー経営陣の責任についてはどう考えますか。
「実質、経営陣以外すべての株主が反対したと見ていい数字。石田社長は採決結果を重く受け止め、進退について冷静にお考えいただきたい」
ー委任状争奪戦を振り返り、今の心境は。
「今回の手段は異例で軽々しくやるべきことでない。ただ、これまでの経営陣の動きはビジネスの常識を欠いていた。多くの株主に迷惑を掛けたが、他の株主の考えを聞き、当社の思いを聞いてもらう機会になった」
ー経営陣がさらにアインとの統合への動きを見せたらどう対応しますか。
「対応の手段は限られている。TOB(株式公開買い付け)は考えたくない」

経営統合議案を否決 CFSが臨時株主総会 沼津


経営統合議案を否決 CFSが臨時株主総会 沼津
2008/01/22 (静新webnews)


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受け付けをし会場入りする株主ら=22日午前9時50分、沼津市内のホテル



 県内や首都圏を地盤とするドラッグストア大手CFSコーポレーション(三島市)の臨時株主総会が22日、沼津市内のホテルで開かれた。約300人が出席し、調剤薬局大手アインファーマシーズ(札幌市)との経営統合に関する議案を提出したが、議決権の3分の2以上の賛成を得ることができず、否決された。一方、アインが札幌市で開催した臨時株主総会では、CFSとの統合が承認された。
 統合計画をめぐってはCFS筆頭株主のイオンが反対を表明し、昨年末からCFSとの間で委任状争奪戦が繰り広げられてきた。当初はCFS有利との見方が強かったが、イオンは終盤に幅広い個人株主や大手金融機関などをまとめ、統合阻止に持ち込んだ。
 総会での否決により、統合計画は白紙となり、CFSは経営戦略の早急な見直しを迫られることになる。さらにイオンの岡田元也社長が主張していたCFSの石田健二会長兼社長らの経営陣の進退問題が浮上する可能性もある。
 CFSの提案した統合計画は、株式移転によりアインと共同持ち株会社を設立する内容。来年からスーパーで大衆薬の販売が可能になるなど薬事法改正による今後の業界の競争激化が予想される中、互いのノウハウを生かした「調剤併設型ドラッグストア」の出店加速などを目指していた。
 これに対し、イオンはCFS0・3対アイン1・25という株式移転比率と業態が異なるアインとの統合を問題視し、まず、イオングループとの連携を強化して業績向上を目指すべきと主張し、他の株主がCFSとイオンのどちらを支持するのかが焦点だった。
 総会会場には午前10時の開会前から続々と株主が集まった。報道陣の多さに「ものものしいな」と戸惑う男性株主。CFSの社員は「申し訳ありません」と深々と頭を下げて迎えた。石田会長兼社長、イオンの岡田社長は混乱を避け、裏口から会場入りしていた。

 CFSコーポレーション 1993年に「ハックイシダ」と「キミサワ」が合併した「ハックキミサワ」が前身。東京、神奈川、静岡を中心にドラッグストア「ハックドラッグ」や食品スーパー「キミサワ」など約280店を展開。本社横浜市、登記簿上の本店は三島市。2007年2月期の連結売上高は1421億円、純損失31億円。従業員は約1600人。



地域文化財防火訓練

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地域の文化財火災から守れ
沼津大瀬「ビャクシン樹林」住民ら放水訓練

文化財防火デーに先立って、沼津市西浦江梨の大瀬神社で二十日、境内に群生する国指定天然記念物「ビャクシン樹林」の火事を想定した消火訓練(大瀬神社、市教委主催)が行われた。地元住民ら約八十人が参加した。
訓練は同神社境内で観光客が投げ捨てたたばこから出火したとの想定。煙を見つけた住民が社務所に連絡し、神社関係者や住民らでつくる自衛消防隊や大瀬崎商業組合メンバーが可搬ポンプなどで水を掛けた。
駆け付けた消防団十九分団の団員や西浦小少年消防クラブの子ども約二十人も加わって放水した。
訓練に合わせて、同市南消防署西浦分遣所署員は民宿などで消防設備の立ち入り検査を行った。
ビャクシンはヒノキ科の針葉樹。大瀬崎の樹林は自生地としては国内北限で、樹齢千年以上の古木など約百三十本が群生している。明治二十五年、当時の戸田村で発生した山火事が燃え移り、多くのビャクシンが焼失した。
(静新平成20年1月21日(月)朝刊)
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