沼津の強盗殺人
衣類洗い証拠隠滅か
凶器の発見に全力
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、現金約一万円入りの財布やリュックサックが奪われた強盗殺人事件で、沼津署捜査本部は二十六日、強盗殺人の疑いで逮捕したフィリピン国籍の少年の「凶器は殺害現場付近の道路に捨てた」との供述に基づき、同現場周辺で集中的に捜索を行った。
捜査員らが午前中から午後三時過ぎまで、殺害現場近くの旧国道1号で捜索に当たった。側溝のふたを持ち上げライトで照らしたり植え込みの中を探したりしたが、この日は凶器は見つからなかったという。
捜査本部のこれまでの調べで、少年二人は暗がりを歩く沼田さんを見つけ後を追い、背後からいきなり襲ったことが分かっている。十九歳の少年は黒の手袋をはめた上で刺したとみられる。「返り血を浴びて捨てた」といい、手袋はリュックサックの発見現場で見つかった。また、捜査本部は少年が犯行当時に着ていたとみられる衣類もすでに押収。犯行後に沼田さんの血を洗い流していたとみられるという。靴についても「血が付いたので道ばたで洗った」と供述しているという。捜査本部は少年が証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、調べを進めている。
捜査本部は二十六日、少年二人を強盗殺人の疑いで静岡地検沼津支部に送致した。
(静
強殺容疑再逮捕の少年
「仲間にも金分けた」
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、現金約一万円入りの財布やリュックサックが奪われた強盗殺人事件で、強盗殺人の疑いで再逮捕されたフィリピン国籍の少年が「奪った現金は二人で分けた。金が必要というグループの仲間にも分けた」などと供述していることが、二十五日までの沼津署捜査本部の調べで分かった。
捜査本部によると、再逮捕された少年二人を含む同国籍グループのメンバーは、無職の未成年を中心とした十人前後の遊び仲間。奪った現金約一万円については「数千円ずつ分けた」と供述しているという。少年らは遊興費や生活費欲しさから強盗や窃盗を重ねていたとみられ、捜査本部は全容の解明を進める。
また、遺体発見現場近くの植え込みで見つかった三本の傘のうちの一本に付着していた血痕は、沼田さんの血液だったことも新たに判明した。少年二人が沼田さんを刺殺した後、逃走する際に捨てたとみられる。
一方、沼田さんの父親の精太郎さん(六六)は二十五日、県警を通じて「犯人に対し『なぜ』という気持ちや憎しみばかりで言葉になりません。犯人が逮捕されても息子が戻るわけではなく、悲しみが増すばかりです」とのコメントを出した。
(静新平成21年2月26日(木)朝刊)
沼津の強盗殺人事件:「追跡」
「雨降る深夜」困難な捜査
防犯カメラが側面支援
フィリピン国籍の少年二人による沼津市白銀町の強盗殺人事件は、街中に普及する防犯カメラ映像が捜査を側面から支えた。事件は雨降る深夜に発生。目撃情報の収集や鑑識作業が困難な状況下だっただけに、少年二人を再逮捕した際の会見で県警幹部は、「防犯カメラが果たす役割は大きかったか」との問いかけにすぐさま「その通り」とうなずいた。
少年のうち一人(一九)は今月四日に強盗致傷で、もう一人(一八)も十日に窃盗容疑で沼津署に逮捕されていた。捜査本部は、被害者の沼田太さん(三三)が勤めていたJR沼津駅南口の飲食店周辺から遺体発見現場までのコンビニ店や企業、商店街などにカメラ映像の提出を求めた。映像データは「捜査員が一つずつ、一時間も二時間も見続けチェックした」(捜査幹部)という。
その結果、仲見世商店街の防犯カメラに、一月三十一日午前零時ごろ一人で歩く沼田さんが写っていた。さらにそこから遺体発見現場との間に設置されたカメラが、数分の間隔を置いて沼田さんの後を追う二人組のフィリピン人少年をとらえていた。
沼田さんの帰宅ルートや不審者の特定といった捜査の補充手段としてだけでなく、十八歳の少年の窃盗容疑の検挙は防犯カメラ映像そのものが決め手となった。沼津市中心部のファストフード店で置引する様子を店内のカメラがとらえ、逮捕。期せずして、その後の強盗殺人事件への関与を認める供述につながった。
犯罪社会学が専門の小宮信夫立正大教授は「地域の人間関係が薄まり、昔に比べ住民からの情報が刑事に上がらなくなっている。カメラ映像がその穴を埋めている」と指摘する。「防犯カメラは犯罪抑止が原理
原則」と強調した上で、「一層の関係希薄化が予想される中、捜査の補充要素としての役割は今後も増すだろう」と話している。
(静新平成21年2月25日夕刊「追跡」)
強殺容疑、2少年再逮捕(静新平成21年2月25日朝刊)
沼津の路上男性殺害「金が欲しかった」
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、財布などが奪われた強盗殺人事件で、沼津署捜査本部は二十四日、強盗殺人の疑いで、いずれもフィリピン国籍で無職の少年(一九)=裾野市=と少年(一八)=千葉県流山市=を再逮捕した。二人とも容疑を認め、動機について「金欲しさにやった。飲食費などに使った」などと供述しているという。
調べでは二人は一月三十一日午前零時半ごろ、アルバイト先の飲食店から帰宅途中の沼田さんを小型刃物で刺殺し、現全約一万円の入った財布とリュックサックを奪った疑い。十九歳の少年は、「いきなり刺した」と供述しているという。
十九歳の少年は今月四日、強盗致傷の疑いで沼津署に逮捕された。十八歳の少年は同市中心部の飲食店で置引をしたとして、十日に窃盗容疑で同署に逮捕されている。
二人は沼田さんとは面識がなく、沼田さんが勤務していたJR沼津駅近くの飲食店と殺害現場の中間あたりで、暗がり方向に一人で帰宅する沼田さんを見つけ、後を追ったという。十九歳の少年が背後から沼田さんを刃物で刺し、さらに二人で殴るけるの暴行を加えたという。捜査本部は少年二人と沼田さんが数分の間隔で映っている防犯カメラの映像を確認している。
また、沼田さんの遺体発見現場近くの植え込みで見つかった傘三本の中から、少年のDNA型が検出された。三本のうちの一本は沼田さんの傘と断定している。財布や刃物は見つかっていない。
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● 遺族「憎い、許せない」周辺の住民安堵
「憎たらしい、許せない、やるせない」ー。兄の沼田太さん(三三)を殺害したフィリピン人二人の逮捕を知り、弟(二八)はあらためてやりきれない思いを言葉の端々ににじませた。事件発生から三週間が過ぎたが、「家族は皆暗い気持ちで沈んでいる。ふいに(太さんを)思い出すことがある」と言葉を詰まらせた。
沼津市白銀町の現場近くで沼田さんの傘を見つけた花屋の女性(五八)は「事件の現場となったガレージを使っていたが、事件後、夜十時以降は通らないようにしていた」と振り返った。現場にお酒を供えたという近所の女性(七八)は「近くの人や家族がお花を供えていたようだが、二日前ぐらいに全部なくなった。犯人が分かったことが区切りになったのかしら。沼田さんは若いのにもったいない、本当に残念」、と話した。近くに住む女性(三六)は「現場は子供の遊び場だった。早く捕まってほしいと思っていたので、ニュースを聞いてほっとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
一方、近くのコンビニエンスストアの店長(四六)は「事件後、来店客から『物騒だ』『暗くなってからの外出が怖い』との声が聞かれた」と話し、「静かで安全な場所に戻るといい」と思いを込めた。
(静新平成21年2月25日朝刊)
● 強盗や窃盗繰り返す少年団
沼津市白銀町の路上でアルバイト店員沼田太さん(三三)が刺殺され、財布やリュックサックを奪われた事件で、沼津署捜査本部が強盗殺人の疑いで二十四日再逮捕したフィリピン国籍の少年二人は、同市内で強盗や窃盗などの犯罪を繰り返していたとみられる同国籍のグループのメンバー。二人は同市大手町の「あまねガード」で一月に起きた強盗致傷事件への関与も認める供述をしているという。
捜査本部によると、同市のJR沼津駅周辺では昨年末ごろから、強盗やひったくり、置引などの事件が相次いだ。同署はフィリピン人グループによる犯行とみて捜査を進め、これまでに強盗殺人容疑で再逮捕した少年二人を含む五人を強盗致傷や窃盗の疑いで逮捕している。
グループは無職の未成年者を中心とした遊び仲間で、少なくとも十人前後はいるとみられる。メンバーの一人の住居をたまり場にし、夜間にパーティーを開くなどしていた。捜査関係者によると、パーティーには万引した酒やつまみを持ち寄っていたという。
強盗殺人容疑で逮捕された少年の一人は、パーティーの途中で犯行に出向くことの意味を込めて「アルバイトに行ってくる」などと仲間に伝え、外出していたという。
あまねガードでは、一月二十六日未明に男性(五二)が二人組に殴られ、現金約五万円を奪われた。
(静新平成21年2月25日朝刊)
● 少年を家裁送致:沼津の強盗致傷
四日未明に沼津市高沢町の路上で通行中の男性を殴り、携帯電話を奪った強盗致傷事件で、静岡地検沼津支部は二十四日、強盗致傷の非行事実でフィリピン国籍、沼津市の無職少年(一九)を静岡家裁沼津支部に送致した。強盗殺人容疑で再逮捕されたフィリピン国籍の裾野市の無職少年(一九)は処分保留となった。
(静新平成21年2月25日朝刊)
衣類洗い証拠隠滅か
凶器の発見に全力
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、現金約一万円入りの財布やリュックサックが奪われた強盗殺人事件で、沼津署捜査本部は二十六日、強盗殺人の疑いで逮捕したフィリピン国籍の少年の「凶器は殺害現場付近の道路に捨てた」との供述に基づき、同現場周辺で集中的に捜索を行った。
捜査員らが午前中から午後三時過ぎまで、殺害現場近くの旧国道1号で捜索に当たった。側溝のふたを持ち上げライトで照らしたり植え込みの中を探したりしたが、この日は凶器は見つからなかったという。
捜査本部のこれまでの調べで、少年二人は暗がりを歩く沼田さんを見つけ後を追い、背後からいきなり襲ったことが分かっている。十九歳の少年は黒の手袋をはめた上で刺したとみられる。「返り血を浴びて捨てた」といい、手袋はリュックサックの発見現場で見つかった。また、捜査本部は少年が犯行当時に着ていたとみられる衣類もすでに押収。犯行後に沼田さんの血を洗い流していたとみられるという。靴についても「血が付いたので道ばたで洗った」と供述しているという。捜査本部は少年が証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、調べを進めている。
捜査本部は二十六日、少年二人を強盗殺人の疑いで静岡地検沼津支部に送致した。
(静
強殺容疑再逮捕の少年
「仲間にも金分けた」
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、現金約一万円入りの財布やリュックサックが奪われた強盗殺人事件で、強盗殺人の疑いで再逮捕されたフィリピン国籍の少年が「奪った現金は二人で分けた。金が必要というグループの仲間にも分けた」などと供述していることが、二十五日までの沼津署捜査本部の調べで分かった。
捜査本部によると、再逮捕された少年二人を含む同国籍グループのメンバーは、無職の未成年を中心とした十人前後の遊び仲間。奪った現金約一万円については「数千円ずつ分けた」と供述しているという。少年らは遊興費や生活費欲しさから強盗や窃盗を重ねていたとみられ、捜査本部は全容の解明を進める。
また、遺体発見現場近くの植え込みで見つかった三本の傘のうちの一本に付着していた血痕は、沼田さんの血液だったことも新たに判明した。少年二人が沼田さんを刺殺した後、逃走する際に捨てたとみられる。
一方、沼田さんの父親の精太郎さん(六六)は二十五日、県警を通じて「犯人に対し『なぜ』という気持ちや憎しみばかりで言葉になりません。犯人が逮捕されても息子が戻るわけではなく、悲しみが増すばかりです」とのコメントを出した。
(静新平成21年2月26日(木)朝刊)
沼津の強盗殺人事件:「追跡」
「雨降る深夜」困難な捜査
防犯カメラが側面支援
フィリピン国籍の少年二人による沼津市白銀町の強盗殺人事件は、街中に普及する防犯カメラ映像が捜査を側面から支えた。事件は雨降る深夜に発生。目撃情報の収集や鑑識作業が困難な状況下だっただけに、少年二人を再逮捕した際の会見で県警幹部は、「防犯カメラが果たす役割は大きかったか」との問いかけにすぐさま「その通り」とうなずいた。
少年のうち一人(一九)は今月四日に強盗致傷で、もう一人(一八)も十日に窃盗容疑で沼津署に逮捕されていた。捜査本部は、被害者の沼田太さん(三三)が勤めていたJR沼津駅南口の飲食店周辺から遺体発見現場までのコンビニ店や企業、商店街などにカメラ映像の提出を求めた。映像データは「捜査員が一つずつ、一時間も二時間も見続けチェックした」(捜査幹部)という。
その結果、仲見世商店街の防犯カメラに、一月三十一日午前零時ごろ一人で歩く沼田さんが写っていた。さらにそこから遺体発見現場との間に設置されたカメラが、数分の間隔を置いて沼田さんの後を追う二人組のフィリピン人少年をとらえていた。
沼田さんの帰宅ルートや不審者の特定といった捜査の補充手段としてだけでなく、十八歳の少年の窃盗容疑の検挙は防犯カメラ映像そのものが決め手となった。沼津市中心部のファストフード店で置引する様子を店内のカメラがとらえ、逮捕。期せずして、その後の強盗殺人事件への関与を認める供述につながった。
犯罪社会学が専門の小宮信夫立正大教授は「地域の人間関係が薄まり、昔に比べ住民からの情報が刑事に上がらなくなっている。カメラ映像がその穴を埋めている」と指摘する。「防犯カメラは犯罪抑止が原理
原則」と強調した上で、「一層の関係希薄化が予想される中、捜査の補充要素としての役割は今後も増すだろう」と話している。
(静新平成21年2月25日夕刊「追跡」)
強殺容疑、2少年再逮捕(静新平成21年2月25日朝刊)
沼津の路上男性殺害「金が欲しかった」
沼津市白銀町の路上で一月末、アルバイト店員沼田太さん(三三)=同市西間門=が刺殺され、財布などが奪われた強盗殺人事件で、沼津署捜査本部は二十四日、強盗殺人の疑いで、いずれもフィリピン国籍で無職の少年(一九)=裾野市=と少年(一八)=千葉県流山市=を再逮捕した。二人とも容疑を認め、動機について「金欲しさにやった。飲食費などに使った」などと供述しているという。
調べでは二人は一月三十一日午前零時半ごろ、アルバイト先の飲食店から帰宅途中の沼田さんを小型刃物で刺殺し、現全約一万円の入った財布とリュックサックを奪った疑い。十九歳の少年は、「いきなり刺した」と供述しているという。
十九歳の少年は今月四日、強盗致傷の疑いで沼津署に逮捕された。十八歳の少年は同市中心部の飲食店で置引をしたとして、十日に窃盗容疑で同署に逮捕されている。
二人は沼田さんとは面識がなく、沼田さんが勤務していたJR沼津駅近くの飲食店と殺害現場の中間あたりで、暗がり方向に一人で帰宅する沼田さんを見つけ、後を追ったという。十九歳の少年が背後から沼田さんを刃物で刺し、さらに二人で殴るけるの暴行を加えたという。捜査本部は少年二人と沼田さんが数分の間隔で映っている防犯カメラの映像を確認している。
また、沼田さんの遺体発見現場近くの植え込みで見つかった傘三本の中から、少年のDNA型が検出された。三本のうちの一本は沼田さんの傘と断定している。財布や刃物は見つかっていない。
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● 遺族「憎い、許せない」周辺の住民安堵
「憎たらしい、許せない、やるせない」ー。兄の沼田太さん(三三)を殺害したフィリピン人二人の逮捕を知り、弟(二八)はあらためてやりきれない思いを言葉の端々ににじませた。事件発生から三週間が過ぎたが、「家族は皆暗い気持ちで沈んでいる。ふいに(太さんを)思い出すことがある」と言葉を詰まらせた。
沼津市白銀町の現場近くで沼田さんの傘を見つけた花屋の女性(五八)は「事件の現場となったガレージを使っていたが、事件後、夜十時以降は通らないようにしていた」と振り返った。現場にお酒を供えたという近所の女性(七八)は「近くの人や家族がお花を供えていたようだが、二日前ぐらいに全部なくなった。犯人が分かったことが区切りになったのかしら。沼田さんは若いのにもったいない、本当に残念」、と話した。近くに住む女性(三六)は「現場は子供の遊び場だった。早く捕まってほしいと思っていたので、ニュースを聞いてほっとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
一方、近くのコンビニエンスストアの店長(四六)は「事件後、来店客から『物騒だ』『暗くなってからの外出が怖い』との声が聞かれた」と話し、「静かで安全な場所に戻るといい」と思いを込めた。
(静新平成21年2月25日朝刊)
● 強盗や窃盗繰り返す少年団
沼津市白銀町の路上でアルバイト店員沼田太さん(三三)が刺殺され、財布やリュックサックを奪われた事件で、沼津署捜査本部が強盗殺人の疑いで二十四日再逮捕したフィリピン国籍の少年二人は、同市内で強盗や窃盗などの犯罪を繰り返していたとみられる同国籍のグループのメンバー。二人は同市大手町の「あまねガード」で一月に起きた強盗致傷事件への関与も認める供述をしているという。
捜査本部によると、同市のJR沼津駅周辺では昨年末ごろから、強盗やひったくり、置引などの事件が相次いだ。同署はフィリピン人グループによる犯行とみて捜査を進め、これまでに強盗殺人容疑で再逮捕した少年二人を含む五人を強盗致傷や窃盗の疑いで逮捕している。
グループは無職の未成年者を中心とした遊び仲間で、少なくとも十人前後はいるとみられる。メンバーの一人の住居をたまり場にし、夜間にパーティーを開くなどしていた。捜査関係者によると、パーティーには万引した酒やつまみを持ち寄っていたという。
強盗殺人容疑で逮捕された少年の一人は、パーティーの途中で犯行に出向くことの意味を込めて「アルバイトに行ってくる」などと仲間に伝え、外出していたという。
あまねガードでは、一月二十六日未明に男性(五二)が二人組に殴られ、現金約五万円を奪われた。
(静新平成21年2月25日朝刊)
● 少年を家裁送致:沼津の強盗致傷
四日未明に沼津市高沢町の路上で通行中の男性を殴り、携帯電話を奪った強盗致傷事件で、静岡地検沼津支部は二十四日、強盗致傷の非行事実でフィリピン国籍、沼津市の無職少年(一九)を静岡家裁沼津支部に送致した。強盗殺人容疑で再逮捕されたフィリピン国籍の裾野市の無職少年(一九)は処分保留となった。
(静新平成21年2月25日朝刊)