少子化対策に長期的視点を
小渕担当相が講演
小渕優子少子化担当相が二十九日、富士市内で講演し、「少子化対策には子育て世帯を支える短期策とともに、出産前も見据えた長期・総合的対策が欠かせない」として、これまで以上の予算配分の必要性を訴えた。
自らも子育て中で、妊娠四カ月の妊婦でもある母親の視点を織り込みながら現状の課題を紹介し、「希望がかなわない国になっていることを問題視しなければならない」と指摘。「希望と現実の差を埋めれば出生率は一定程度上がる」として、経済負担軽減策や保育所整備など政府の取り組みを紹介した。
その上で、「出産後の対策だけでは遅い。結婚や自立も含めた若者の雇用問題や経済対策など、出産以前の対策が必要」と述べ、子育てしやすい環境づくりのために社会の意識改革の重要性も説いた。
講演は、地元幼・保・PTA関係者らが実行委員会を組んで開いた「子育てフォーラム」内で行われた。自民党少子化問題調査会会長を務める斉藤斗志二衆院議員も施策の現状や取り組みを説明した。
(静新平成21年3月30日(月)朝刊)
小渕担当相が講演
小渕優子少子化担当相が二十九日、富士市内で講演し、「少子化対策には子育て世帯を支える短期策とともに、出産前も見据えた長期・総合的対策が欠かせない」として、これまで以上の予算配分の必要性を訴えた。
自らも子育て中で、妊娠四カ月の妊婦でもある母親の視点を織り込みながら現状の課題を紹介し、「希望がかなわない国になっていることを問題視しなければならない」と指摘。「希望と現実の差を埋めれば出生率は一定程度上がる」として、経済負担軽減策や保育所整備など政府の取り組みを紹介した。
その上で、「出産後の対策だけでは遅い。結婚や自立も含めた若者の雇用問題や経済対策など、出産以前の対策が必要」と述べ、子育てしやすい環境づくりのために社会の意識改革の重要性も説いた。
講演は、地元幼・保・PTA関係者らが実行委員会を組んで開いた「子育てフォーラム」内で行われた。自民党少子化問題調査会会長を務める斉藤斗志二衆院議員も施策の現状や取り組みを説明した。
(静新平成21年3月30日(月)朝刊)