2011年05月
巡視船「おきつ」引退へ
清水海保30年、救命に活躍
清水海上保安部の巡視船「おきつ」が6月3日、役目を終え解役を迎える。就役以来約30年にわたって本県など各地の海難救助や災害支援に活躍してきた海の守り手の"引退"に、関係者は感慨を深めている。
「おきつ」は全長63㍍、総トン数は約325トン。1981年に大分県の造船所で完成し、同保安部に配属された。船名の「おきつ」は地元・清水の興津川が由来となっている。
86年の伊豆大島・三原山の噴火の際には島民百数十人の救助に活躍。潜水士が乗り組む「潜水指定船」の長所を生かし、転覆漁船の生存者確認、東日本大震災の港湾海底調査などにも当たってきたが、船体の老朽化や高速化の流れの中で更新が決まった。
6月下旬には高速・高機能化した新造巡視船が就役する。「おきつ」と長く苦楽を共にしてきた横田義友船長は「操船に難しさはあったが、しけの海では粘り強さを発揮する船。御前崎沖の貨物船衝突事故(2002年8月)で、乗組員の救助に真っ先に出動したのが思い出深い」と振り返った。
清水海上保安部は22日午前10時から午後3時まで、清水港江尻埠頭(ふとう)6・7号岸壁で「おきつ」のお別れ見学会を予定している。希望者は当日直接会場へ。
(静新平成23年5月13日朝刊)
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