地域に歌い継いで半世紀
沼津少年少女合唱団が記念演奏会
沼津少年少女合唱団の創立50年を記念した演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、沼津市民文化センターで開かれた。団員17人と卒団生24人が、同団発足時から歌い継いでいる曲などを披露し節目の年を祝った。
1期生の広瀬亮介さんが指揮を務めた。オープニングで、半世紀にわたり歌い継いだ「森の教会堂」を合唱した。わらべうたや童謡、唱歌を美しいハーモニーで歌い上げると、会場から大きな拍手が送られた。
合唱に先立ち、団員の林万葉さん(沼津東高1年)は「会場のみなさんのおかげでこの日を迎えられた」とあいさつした。
同団は1963年(昭和38年)に発足した。定期演奏会や地域の行事などで歌声を披露してきた。昨年12月には、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の石巻少年少女合唱団を励ますコンサートにも出演した。記念演奏会は、父母の会と卒団生の会「パルテ」が開催した。
(静新平成24年8月19日朝刊)