子供らが未来の街描く
旧西武沼津店本館外周
中心街に明るい景観
1月末に閉店した西武沼津店の本館建物の「沼津ビル」を所有する伊豆箱根鉄道(三島市)は21日、沼津市大手町の同ビル1階の外周で沼津地区の子供たちが描いた絵画やイラストの展示を始めた。
西武の閉店で沈滞ムードが漂う中心街に明るい景観を創出しようと、幼稚園、小中学校、高校の協力で実施した。展示のテーマは、未来の明るい街。沼津西高芸術科美術専攻の生徒の卒業記念制作、沼津市立高・中等部美術部の合作イラストなど50点を掲出した。
雨や日差しに強いシートに作品を印刷し、ショーウインドー、シャッター、扉などに張り付けた。高さ2㍍を超す大作もあり、道行く人々の目を引いた。
絵画やイラストは本館ビルの解体が始まることし夏ごろまで展示される。
《静新平成25年2月22日(金)朝刊》