2013年07月

平成25年7月28日(日)沼津夏まつり御輿行列

富士山、ひび入れば噴火? 巨大地震引き金に 産総研が分析

富士山、ひび入れば噴火? 巨大地震引き金に 産総研が分析

産経新聞2013/07/16 23:12
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冠雪した富士山頂と宝永火口(中央付近)=2009年10月(産業技術総合研究所提供)

富士山。右側山腹に見えるのが宝永火口=4月、静岡県富士市と富士宮市の市境付近

 世界文化遺産の富士山は、巨大地震の強い力で内部にひびが入ると、そこから爆発的な噴火を起こしかねない状態だとする分析結果を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームがまとめたことが16日、分かった。

 

 直近の噴火は関東地方にも大量の灰を降らせた1707年の宝永噴火。チームは現在の富士山が、この噴火の直前と似た状況だと推定。約300年間マグマがたまり続けているとし、警戒を呼び掛けている。

 

 富士山の地下には、マグマが通った後に冷えて固まってできた硬い岩脈が多数走っている。たまったマグマやガスが密閉された風船のような状態といい、地震による地殻変動で岩脈に隙間ができると、一気に噴出する恐れもあるという。

 

 富士山はできてから約10万年で、国内の火山の中では比較的若い。山頂や山腹などから噴火を繰り返しており、「噴火のデパート」と呼ぶ専門家もいる。

沼津戸田・御浜海水浴場アザラシ出現

平成25年7月11日(木)


 沼津戸田・御浜海水浴場アザラシ出現

 浜のアイドル「ヘダちゃん」?

いやいや「ミハマちゃん」?

 沼津市戸田の御浜海水浴場に8日、つぶらな瞳をした子どもとみられるアザラシがひょっこり出現した。海開きの直後、梅雨明けとともに訪れた珍客に、地元の人たちは「ヘダちゃん」「ミハマちゃん」の愛称も。砂浜で愛らしいしぐさを披露して姿を消したが、観光関係者は「戻って来て」と願っている。

 アザラシは8日朝、砂浜を清掃していた観光関係者らの前に突然現れた。体長1㍍ほど。人間を警戒しながらも、波打ち際で水遊びをするなど無邪気に楽しみ、約3時間後、沖に戻っていったという。

 同市の伊豆三津シーパラダイスによると、ゴマフアザラシとみられ、本来はオホーツク海やベーリング海が生息域という。担当者は「駿河湾での目撃情報は聞いたことがない」と話した。

 アザラシの写真を撮影した沼津市商工会戸田支所の加藤直人さん(37)は「今夏はアザラシに出会えて富士山も見える海水浴場として注目してもらえれば」と、北の海からの夏の使者に期待を寄せた。

《静新平成25711()朝刊》

沼津で初の将棋タイトル戦

沼津で初の将棋タイトル戦

 大盤解説に愛好者ら詰めかける

 将棋タイトルの一つ、棋聖戦の第八十四期第三局が六日、沼津倶楽部で行われ、羽生善治棋聖と渡辺明竜王が対局した。主催は産経新聞社、日本将棋連盟、同連盟沼津支部。

 対局に際しては、プロ棋士による大盤解説会が開かれ、二百人を超える将棋愛好家が詰めかけた。複数タイトル保持者同士の対局だけあって、運営側の予測を超える応募があり、解説会場は当初の若山牧水記念館だけでなく、沼津倶楽部内にも増設して対応した。

 解説を担当したのは、青野照市九段、木村一基八段、勝又清和六段、本田小百合女流三段。

 このほか、棋聖戦開催を記念し、こども将棋大会やシニア団体戦、指導将棋などが牧水記念館で開かれ、八十六人が参加した。

 対局では、終盤で解説者達が羽生棋聖のわずかな優勢を指摘する場面もあったが、最終的には渡辺竜王が勝利し、羽生棋聖の三連勝を阻んだ。

 将棋タイトル戦が沼津で開かれるのは今回が初めて。日本将棋連盟関係者は、解説会場でのあいさつの中で対局場の素晴らしさを挙げ、「ここでの開催が定着すれば」と期待した。

《沼朝平成2579()号》
平成25年7月9日1
 

 

『 驚きの一手 岡村正文

 ドラマは最後に待っていた。七月六日、沼津倶楽部と若山牧水記念館に全国から集まった二百五十人の将棋ファン、さらに二十五万人に達したネット観戦者は羽生善治棋聖の勝利を信じて疑わなかった。

 解説するプロ棋士も「羽生棋聖の勝ちになりました。あとは渡辺竜王がどのように形を作るかです」と断定し、会場はやや緊張が緩んだ雰囲気となっていた。まさに、その時である。渡辺明竜王の指した、何の変哲もない守りの銀打ちは誰も想像しなかった絶妙の一手だった。

 その手の意味が分かるにつれ、驚きとざわめきは会場に伝わっていく。これを境に渡辺竜王は守勢から攻勢に転じ、一気呵成に羽生玉を寄せ切った。

 将棋ラァン垂涎の名局が沼津で生まれたのである。

 これまでタイトル戦の公式対局が行われたことのない沼津で、羽生棋聖(王位、王座)と挑戦者渡辺竜王(王将、棋王)の三冠同士の頂上決戦は、富士山世界文化遺産登録とも重なり、タイムリーなものだった。

 記念イベントには主催の産経新聞社、日本将棋連盟と共に、プロジェクトN、沼津倶楽部、若山牧水記念館、沼津市、沼津市教育委員会、沼津商工会議所と様々な組織が連携し、周到な準備のもとに行われた。

 シニアリレー大会、こども大会、プロ指導将楳棋聖戦穴盤解説には、北は福島県、南は沖縄県からの参加があった。協賛をいただいた、たくさんの沼津ブランド商品は抽選会に花を添えた。各大会優勝者には、対局場入室見学というサプライズが贈られたことも特筆に値する。

 さらに対局終了後の感想戦を希望者全員が日本庭園から観戦するという、前例のないサービスも参加者を驚かせた。

 日本将棋連盟専務理事の青野照市九段は「沼津倶楽部は場所、格式、雰囲気、どれを取ってもタイトル戦にふさわしい。また沼津には御用邸があり、将棋をはじめとした伝統文化に親しみやすい所ですね」と語っていた。

 そして、なによりも両対局者が対局後、口を揃えて「来年も沼津で指したい」と言ってくれたと聞き、驚くとともに、関係者の苦労が報われた気がしたものである。

 (日本将棋連盟沼津支部=http://www.geocities.jp/fumimailbox/index.html=幹事長、市場町)

《沼朝平成2579()「言いたい放題」》

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