高尾山古墳保存へ要望書
3市民団体、知事に提出決定 沼津で会合
沼津市が道路整備のために発掘調査しながら取り壊すことを決めた高尾山古墳(同市東熊堂)をめぐり、保存を求める3市民団体は28日、川勝平太知事に要望書を提出するとともに、7月中旬から街頭署名活動を実施することを決めた。
「高尾山古墳を守る市民の会」(杉山治孝代表)、「高尾山古墳を考える会」(瀬川裕市郎代表)、「高尾山古墳の保存を望む会」(吉田由美子代表)の3団体が同日、市内で全体会議を開いた。各代表が活動経過を説明し、市民らに広く理解を求めていく方針で一致した。7月11日には静岡大の篠原和大教授を講師に迎えた学習会も開く予定。3団体は今月16日に市議会議長に古墳保存を求める陳情書を提出した。
【静新平成27年6月29日(月)朝刊】