上皇后さま乳がん治療で
県がんセンターが大きな役割
8日に無事、手術を終えられた上皇后さまの乳がん治療に県がんセンターが大きな役割を果たしてきた。
2007年12月、宮内庁から上皇后さまの乳がん検診依頼を受け、同センター乳腺外科部長だった高橋かおる医師(浜松医大出身)が派遣されて以後毎年、同医師が赴いた。
今年7月、超音波検査で病変が見つかり、MRI検査でも乳がんの疑いと診断。8月2日、宮内庁病院で、同センター乳腺画像診断科部長の植松孝悦医師(新潟大医学部出身)が針生検を行った。
東入病院の病理診断に加え、同センター病理診断部長の杉野隆医師(福島県立医大出身)の病理検査により乳がんと診断された。
同月8日、医師をはじめ医療スタッフが一堂に会する県がんセンターキャンサーボートを開き、同センター推奨の追加検査、治療内容などを検討ゆ最終的な治療方針は、同センターと東大病院の合同治療チームで決めた。
8日の手術は、同センター乳腺外科乳腺センター長となった高橋医師と、東大病院乳腺・内分泌外科の合同チームが手術を行った。
【沼朝令和1年9月10日(火)号】