沼津・市民体育館建設予定地
沼津市は1日、耐震強度不足のため建て替えを計画している市民体育館の建設予定地を香陵運動場(同市御幸町)に決めたと市議会文教消防委員会に報告した。
香陵運動場は、JR沼津駅南口から約1・2㌔。市役所の東側に位置する。敷地面積は約1万6千平万㍍。市は、駅南地区の回遊性向上や新たなにぎわい拠点の創出につながるとして、同所を建設予定地に決めた。ただ、香陵運動場を日ごろ利用しているスポーツ少年団や高齢者団体が多いため、代替機能の確保が課題になっている。市は関係団体と協議した上で、具体的な計画を策定する方針。
新市民体育館は、現在の市民体育館(高島本町)、勤労者体育センター(御幸町)、香陵武道場(同)の3施設の機能を統合する。館内には、バスケットボールコート4面分のメーンアリーナ、同2面分のサブアリーナ、武道場、卓球場などを備える。
防災機能も強化し、食料貯蔵庫や自家発電設備を設置する予定。体育館、市役所に加え、隣接する市民文化センターの利用者用の駐車スペースの確保も図る。
《静新平成25年10月2日(水)朝刊》