三面記事

学校徴収金など541万横領 県教委 沼津市の事務主査懲戒免

2021年07月29日11時18分03秒0001k

学校徴収金など541万横領

県教委 沼津市の事務主査懲戒免

 県教委は28日、学校懲金などの不適正な会計処理により、勤務していた2小中学校で計5444762円を横領したとして、沼津市立第二中の岩本辰也事務主査(45)を懲戒免職処分にしたと発表した。岩本事務主査の前任校である市立原小の男性校長(56)も管理監督費任で戒告とした。2校は業務上横領容疑で刑事告訴の手続きを進めている。

 県教委によると、岩本事務主査は原小に勤務していた201720年度の4年間、PTA会費や周年行事の積立金など複数の会計処理で、現金を口座に入れず手元に置いたり、校長の決裁を経ずに自分で押印した伝票を作成し出金したりして、2636302円の不足を生じさせた。21年度かち勤務する第二中では、原小の会計の穴埋めのために同様の方法で2808460円を流用した。

 5月に原小の後任職員が不正に気付いた。岩本事務主査は県教委の聴取に「自宅の購入や生活費による債務返済のため横領を繰り返した」と話したという。6月上旬までに全額を返還した。

 岩本事務主査は団体会計の通帳と印鑑を管理する立場だった。原小では年度末にPTAの会計監査を行っていたが、同事務主査が作った帳簿と通帳との照合をせず、発覚に至らなかったという。

 県教委によると、横領金額は懲戒処分の記録が残る08年度以隆最多。再発防止に向け、団体会計の管理徹底や定期的な口座残高のチエックを各学校に求めた。

 沼津市立小中の昨年度会計調査 市教委

 沼津市教委は、岩本事務主査の不適正な会計処理による横領を受け、全ての市立小中で昨年度分の通帳、出納簿、領収書を確認した。岩本事務主査の過去の勤務先について、保存されている複数年分の会計調査を行った結果、その他の不正は見受けられなかったという。

 市教委は、全市立小中の会計調査の対象期間を過去5年間に広げて実施している。再発防止策として、学校徴収金取扱要項を策定、通帳などの管理徹底、確認体制を強化する。不適正な理の早期発見を図るため、年度末の監査に加え、年度途中に随時確認する会計検査を導入する方針。

 奥村篤教育長は「児童生徒、保護者、市民の学校教育に対する信頼を著しく失い、深くおわび申し上げる」とコメンした。

スルガ銀業務提携で再建(静新5月16日新聞記事)

2019(令和元年)516日木曜日

スルガ銀業務提携で再建へ

新生銀、ノジマと合意

 シェアハウスなど投資用不動産への不正融資で業績が悪化していたスルガ銀行は15日、新生銀行と家電量販店ノジマとそれぞれ同日付で業務提携に基本合意したと発表した。投資用不動産向け融資の全件調査(37千件)の結果も公表し、不正行為が認められた物件数は7813件で、融資額は5537億円に上った。不動産業者が関与するなど「不正の疑いがある」ケースを含めると1兆円を超える。=関連記事927面へ

不正融資は1兆円超

 スルガ銀が同日発表した20193月期連結決算は不正融資に伴う貸倒引当金の計上が影響し、純損益が971億円の赤字だった。

 投資用不動産向け融資の全件調査では、不正が認められた融資のほか疑いがある融資は約860億円に上った。さらに、行員の不正とは別に、不動産業者が頭金を「立て替えた疑いがある」ケースも約4300億円あると判明。全件調査を受け約9億円の貸倒引当金を追加計上した。

 新生銀行とは、住宅ローンなど個人向けローン、事業承継など法人取引分野での連携を進める。スルガ銀の株式を取得していたノジマとは、クレジットカード事業などを共同で取り組んでいく。

 沼津市内で記者会見した有国三知男社長は両社との業務提携について「新生銀の個人向け融資事業のノウハウと融合すれば新しい物が生み出せる。ノジマとも新しいことが実現できる」と期待感を示した。

 1810月時点で488億円とされた創業家一関連企業への融資残高について有国社長は、保有不動産売却により455億円に減ったと説明。創業家の保有株式取得については「(スルガ銀が)買い取ることも選択肢の一つ」と述べた。

 

スルガ銀決算会見の骨子

・新生銀行とノジマと業務提携することで15日付で基本合意

・投資用不動産向け融資で不正行為が認められた物件数は7813件で、融資額は計約5537億円。不動産業者の関与など「不正の疑いがある」ケースを含めると融資額は1兆円超

・不正に関与した行員として新たに2人を懲戒処分

20193月期連結決算の純損益は約970億円の赤字

・創業家系関連企業の融資残高は1810月時点の488億円から、保有不動産売却による回収で455億円に

 

 メモ 新生銀行1998年に経営破綻し一時国有化された日本長期信用銀行が前身。2000年に現在の行名に改称し、04年に普通銀行に転換した。連結ベースで193月末の預金残高は59221億円、貸出金残高は49868億円。

 ノジマデジタル家電や携帯電話に代表されるキャリアショップ、インターネット事業などを手がける大手家電量販店。設立は1962年。20193月期連結決算の売上高は5130億円、純利益は1468千万円。総店店舗数は851店舗。

 

 

経営足元盤石と言えず

先行き不透明課題多く

解説

投資用不動産の不正融質で経営が悪化していたスルガ銀行は立て直しに向け、新生銀行、ノジマと業務提携を結ぶことになった。投資用不動産融資は全件調査を終え、弁護士らでつくる委員会の承認を受けて5月下旬には再開する方針だ。経営立て直しへと大きく動きだすものの、足元が盤石とは言えず、再建に向けた課題は少なくない。

 15日に発表した20193月期連結決算では、203月期の業績予想では105億円の純利益を予想する。個人ローンの貸出金残高で確保できると見据えた。また、今回の両社との締結は業務提携にとどまり、資本提携に至っていない。有国三知男社長は信用を補完するための資本提携は「企業価値に資するものであれば排除しない」と他の金融機関などとの連携も模索する考えを示す。

 創業家が保有する株式の売却を含め、創業家との決別など先行きを見通せない課題も多い。(東部総局・杉山武博)


2019年05月16日05時35分13秒0003k_0000

 

行員不正関与、7813

社長「誠に申し訳ない」

 シェアハウス向けなど投資用不動産への不正融資を対象にした全件調査を15日明らかにしたスルガ銀行。行員による不正が認められた融資は7813件、5537億円。不動産業者らの関与や行員による不正の「疑いがある」ケースまでを含めると融資額が1兆円超となる結果が判明した。有国三知男社長は同日の記者会見で「不正が検出されたのは誠に申し訳ない」と不正行為が横行していた事実を謝罪。不正に関与していた行員を処分したことも明らかにした。

 調査は同行が201810月に金融庁から受けた業務改善命令の一環で始まった。シェアハウス向けだけでなくワンルームなど投資用不動産融資の全て37907件に対象を広げ行われた。

 調査を担ったのは弁護士ら専門家約70人でつくるチーム。対象物件の所有者が持っている契約資料と同行が保管する審査資料の突き合わせ、稟議(りんぎ)資料の検証、面談や電話によるヒアリングなどの作業を6カ月かけて行い、行員の不正や不正の疑いがもたれる案件を突き止めた。

 不正物件に関与していた行員332人に対するヒアリングも実施。預金通帳や源泉徴収など資料の改ざんに手を染めた行員は35人、改ざんを知りながら融資を実行した行員は40人にのぼった。いずれの行員も懲疲処分となっている。

 調査の過程で本来債務者が支払うべき不動産購入資金を不動産業者が立て替えていた疑いのある物件が判明した。

 

創業家依然株保有13%

融資は若干回収進む

 スルガ銀行の有国三知男社長は15日の記者会見で、創業家が依然として13%の株式を保有していることを明らかにした。資本提携を検討していく中での処理を考えているとしつつ「条件面などで必ずしも先方と創業家側が折り合っていない現実がある」と説明。今後は「自己株買いも選択肢の一つ」との認識を示した。

 創業家系関連企業への融資については現段階で残高が455億円になっているとした。昨年10月に金融庁から行政処分を受けた際は488億円だったが、創業家側の保有不動産の売却によって若干、減少した。

有国社長は「資本、融資の回収が進んでいないというご批判には率直におわびしたい。ただ、創業家支配からの脱却に向けた体質改善は着実に前進している」と述べた。

【静新令和元年516日(木)朝刊】

平成28年12月18日(日)朝、またもガスもれ騒ぎ!

161218三信空ガスもれ騒ぎ from 河谷杯歩 on Vimeo.

米久食品横流しか 製麺業者敷地で発見

 米久食品横流しか 製麺業者敷地で発見

2016年01月23日09時48分13秒0005 廃棄カツ横流し事件をめぐり、食肉加工大手の米久(沼津市)の業務用冷凍とんかつも製麺業者「みのりフーズ」(岐阜県)に横流しされた可能性があることが22日、分かった。みのりフーズの敷地で商品が見つかったと、前橋市の保健所から連絡を受けた米久が明らかにした。

 米久によると、冷凍とんかつは子会社の米久デリカフーズ(沼津市)の前橋工場(前橋市)が製造し、米久が取引先に商品として販売した。賞味期限は昨年87日で、発見された総量は不明という。

 壱番屋が廃棄した冷凍カツを横流ししていた産業廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県)に廃棄を委託したことはなかった。

 とんかつは流通過程で業者が廃棄依頼するなどし、みのりフーズに渡った可能性があるという。前橋市の保健所から「岐阜県が実施したみのりフーズへの立ち入り調査で見つかった」と米久に情報提供があった。

 米久の広報担当者は「今後、商品が不正転売されることのないよう対策を講じていきたい」とコメントした。

【静新平成28123()三面記事】
 

旭化成建材がくい打ちを行った静岡県発注の沼津の施設名または工事名

旭化成建材がくい打ちを行った静岡県、発注の沼津の施設名または工事名

・平成15年度金岡浮島線重点街路整備事業(水路工)(沼津市)

・平成19年度金岡浮島線重点街路整備事業(水路工) (沼津市)

【静新平成271027()朝刊】
2015年10月27日11時40分47秒0001 

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