講演

平成23年11月27日(日)「漁師さんと語る船でのくらし」

平成23年11月27日(日)「漁師さんと語る船でのくらし」
漁師さんと語る

市史編さん終了記念講演会

市史編さん終了記念講演会
 市史編さん終了記念して講演会 29日、沼津
 沼津市は1990年度から続いた市史編さん作業の終了記念で、29日午後1時から4時まで、市立図書館で沼津市史完結記念講演会を開いた。
 編集委員長を務めた原秀三郎静岡大名誉教授が「なぜ沼津かー古代沼津の原像を探る」、中村政則一橋大名誉教授が「沼津-戦後60年」と題してそれぞれ講演し、市内の地名の由来や終戦から市制施行80周年までの60年間のあゆみを紹介すした。
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宮地眞さんが「死の迎え方」話す

宮地眞さんが「死の迎え方」話す
話し方研究会:講演会
 話し方研究会の小川和明前会長が、宮地眞(名古屋市立大客員教授)さんと一中三年の時に同じクラスで、クラスには元参議院議員の田嶋陽子さんもいたこと、当時の思い出、宮治さんの弟は県立美術館の宮治昭館長であることなど、宮治さんを紹介した。

 宮治さんは、「あなたにはまだ、いつ野垂れ死にするか知ることのできない不如意な世界が待っている」としながら、「人間が動物である以上、人間以外の動物がみな、野垂れ死にであることは等しく是認している」として、持論を展開。
 国の医療費抑制計画で健康増進と介護予防の推進のために長野県の「ピンピンコロリ」運動が取り上げられたことについて、「もともと長野県では体育指導の中で丈夫に生きることを呼び掛ける運動だったが、政府によって、『あっさり死ぬ』ということに置き換えられてしまった」と説明。
 「ピンピン生きてコロリと死ぬ間には何もない。この隙間には療養生活や介護生活が待っている。世の中は、そんなに甘いものではない」と指摘。「役に立たない高齢者は生きていてはいけないのか。人間品質管理の思想だ。人が生きれば、互いに迷惑を掛け合うのは当然」だとした。
 さらに、不治かつ末期の病で、無意味な延命措置や植物状態になってからの生命維持装置の取り付けを断り、人間らしく安らかで自然な死を目指すという「尊厳死」について、「延命治療の管を体中に付けたスパゲッティ症候群の状態で死んでいくことは、果たして尊厳を損なっているだろうか。死そのものが尊厳を持っていれば、あえて尊厳死と言う必要はない」と指摘。
 「人は生き様こそが大事」で、「学ぶということは美しい死への歩みで、生きることは美しい死への過程、死ぬことは美しい死の質を問うこと。それは紛れもなく、その人にふさわしい野垂れ死に」だと話し、「どんなに望んでも、人間は最高で百二十歳までしか生きられない生物。生きることは死への階段を一歩一歩上がっていくこと。過去を振り返ってもどうにもならない。良い思い出、悪い思い出として残るだけ」だとした。
 「人間もしょせん動物の中の一つ。死の恐怖に脅えてしまうが、いつ野垂れ死にするか分からないよ、という覚悟は持つべき」だと語った。
 「本質は何かを見た時、生きる意味、死ぬ意味を悟っていくことも人の崇高な理念。交通事故や刺されて死んだのと、病気になって手厚い看護を受けて死んだのと、どこが違うのが。いつ野垂れ死にするか予測がつかない社会で、わめいて死んでも、黙って死んでも、かまわない。排泄物にまみれて死んだ人は尊厳のない死か。きれいに保護された死が尊厳死か」と問い掛け、「死は、皆同じ」だと結論付けた。
(沼朝平成21年6月5日(金)号)
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