沼津市 小中高ブロック塀緊急点検
14カ所基準満たさず
建築基準法の安全基準を満たしていなかったブロック塀=沼津市立千本小
沼津市教育委員会は25日、大阪府北部地震を受けて市立小中高にあるブロック塀を緊急点検した結果、14校・14カ所で、建築基準法施行令で設置が義務づけられた「控え壁」がなかったり、設置数が不十分だったりしたと発表した。対象の塀は撤去か改修を行う方向で調整中。
調査したブロック塀は27カ所。建築基準法に基づく高さ2・2㍍を超える壁はなかったが、高さ1・2㍍を超える場合に必要な控器壁が7カ所になく、他の7カ所では控え壁の数が不足していた。このうち、市立千本小のプールの壁(高さ2・2㍍)には控え壁がなかった上、壁の厚さの基準(15㌢以上)も満たしていなかった。
市教委は同日、対象のブロック塀に近づかないよう注意喚起する貼り紙をした。
【静新平成30年6月26日(火)朝刊】