狩野川下流域の洪水対策工事完了
沼津でお披露目式
国土交通省沼津河川国道事務所が沼津市下河原町の狩野川下流域で実施した堤防かさ上げなどの洪水対策工事が完了し、26日、現地でお披露目式が行われた。
工事は同地区のスルガマリーナに隣接する南北約100㍍の堤防を、従来から1・1㍍かさ上げして高さ6・45㍍とした。マリーナの船舶が出入りする部分には、台風や津波などの増水時に浮力で水門が自動的に起立して閉鎖する「自立フラップ式ゲート」を採用した。総事業費は約9億円。工事完了に伴い、周辺区間の堤防上の通行も同日から可能になった。
お披露目式には地元自治会関係者など約30人が出席。同事務所の職員が工事の概要などを説明し、出席者が出来栄えを確かめて完成を祝った。
【静新令和2年12月27日(日)朝刊】