65歳以上4人に1人
総務省推計 過去最高3186万人
「敬老の日」に合わせ総務省が15日発表した人口推計によると、2013年の65歳以上の高齢者は前年に比べ112万人増の3186万人、総人口に占める割合は0・9ポイント増の25・0%で、いずれも過去最高を更新した。第1次ベビーブームに生まれた団塊世代が続々と65歳に達しているためで、4人に1人が高齢者となった。国立社会保障・人口問題研究所は今後も高齢者の増加傾向が続き、2035年には3人に1人の割合となると予想している。
推計は10年の国勢調査を基に、その後の出生や死亡数を今月15日時点で反映させた。65歳以上の男性は1369万人で男性人口の22・1%、女性は1818万人で女性人口の27・8%を占めた。
年齢層別では、70歳以上は総人口の18・2%の2317万人、75歳以上は12・3%の1560万人、80歳以上は7・3%の930万人だった。
また、労働力調査によると、12年の65歳以上の就業者は595万人、15歳以上の全就業者に占める割合は9・5%で、いずれも過去最高だった。
65歳以上の人口に占める就業者の割合は、男性が27・9%、女性が13・2%。65~69歳に限ると、男性が46・9%、女性が27・8%だった。
就業者を産業別にみると、「農業、林業」が101万人と最も多く、農林業の全就業者
の45・1%を占めた。
《静新平成25年9月16日(月)朝刊》